やたらと一人で喋り倒している30代中盤位の中年リーマン。
とにかく喋る喋る。
服を脱ぎながらも、風呂につかりながらも、マットプレイ中も。
また面白い話こっちも楽しいが、笑うとこもないし。
まぁ、ボケキャラで突っ込みどころは満載だったけど、本人はいたって真面目なんで突っ込めない。

まぁ地球環境問題とか、北朝鮮問題等を偉そうに語っていたのはいい。
その内容が新聞やネットにも公表されてて、小学生でも知っているような話を、学校の先生のような話しぶりでフルチンで講釈垂れるのもいいよ。
あたしのことを馬鹿だと思ったんでしょ？
あたしだって
「ええ〜〜！そうなんだ。あらら」位の相槌は打ってやるわ。
でもさぁ・・・

客「最近、体が”つる”ようになってさあ」
じゅ「あたしもよく足がつりますよ。運動不足なのかなあ」
客「俺の場合は筋肉付きすぎでつるんだよお。」
筋肉？？筋肉が付きすぎてつるなんて聞いたことがない。てかこの男、筋肉よりも
中性脂肪
を気にした方がいいのでは？
筋肉見当たらないのですが・・・
お腹にもたっぷりとお肉が・・・
と思っていたら・・・
客「ほら。見て。ここが凄く筋肉ついてるでしょ？運動しないのに段々、筋肉が勝手に付くんだ」
と彼が指を指した部位は
左の首筋
首筋って・・・「つる」って言うより「寝違い」とかじゃねぇの？
てか運動もしないで日々、筋肉が勝手につくのか？
客「1日中、首がつっててパソコン打つのが辛いときもあるんだ」
てか、足がつっても1日中はつらないぞ。絶対、寝違いだって・・・

「首がつる」話が終わると今度は
客「俺、3歳位の時に熱中症になって大変だったんだ」
じゅ「ああ。あたしも子供の頃に経験ありますよ」
客「いや、そんなのよりも重症だよ」

いや・・・だからあたしの「熱中症」体験の具体的な話をしてないのに、何で自分の熱中症の方が重症だってわかるの。
まぁいいやと思いながら話の続きを聞いてたら
客「1週間も寝込んじゃって死にそうだったらしいよ」
じゅ「へぇ。そんなになるまで炎天下で遊んだの？」
客「違うよ。その日は寒かったんだ
じゅ「へ？寒かった？」
客「寒いから厚着したら熱中症になったんだ。厚着したら熱中症になるんだよ」

はいはい。確かに冬でも熱中症にはなるでしょう。
熱中症は炎天下でなるとは限りません。
運動しすぎでもなるらしいです。

でも・・・・

そいつは今度は
「俺、不整脈があるんだ。さっき左の首がつるって言ったじゃん。つるのは心臓が弱いからなんだ」

いや。さっきお前は「筋肉付きすぎだから首がつる」って言ってたけど・・・
「心臓弱いけど死ぬのは怖くないんだ。いつ死んでもいいんだ」
いや。てめぇがいつ死んでも構わないけどさ。
そんなに心臓弱いなら余計なSEXは控えろよ。
風呂なんかに来るなよ。
あたしの目の前で死なれても迷惑だから・・・