非日常かもしれない日々

■ 勘違いすんなよ! 2003年03月29日(土)
24時間勤務に入るから、しばらく電話もメールも出来ないからって電話が来た。
「仕事はどう?」
「暇なの・・・暇だと”あたしが悪いのかな?努力が足りないかな"って思っちゃう」
「駄目じゃない。全然、駄目じゃない。大丈夫」
優しい彼の声。
「○ちゃんに甘えたいの」
「あらら。どうしたの?」
「○ちゃんに会ってゴロゴロ甘えたい」
「駄目だよ。甘えるのは俺だから。お前の方が3つも年上なんだから」
「そんな事を言って、会ったら甘えさせてくれるくせに」
「そうなんだよな」
「すっごく会いたいの(涙)」
「そんな切ない声出すなよぉ〜」
約2週間前に会ったばかりなのに・・・
会って、君の腕の中でゴロゴロしたいよ。
「凄くあたしの事、愛してる?」
「うん

今日は30分コースオンパレードで、貰う金が少ない割に疲れたなり・・・
4時から酒飲んでたって、二人連れの一人があたしについた。
酔っ払ってて何だかねぇ・・・
指入れ禁止だって言ってるのに、指入れてきて痛いし。
帰りのシャワーが終わって。時間も過ぎてるのに、何か一人で喋ってるし・・・
名刺渡そうとしたら
「電話番号、裏に書いてある?」って聞いてきた。
「書いてないですよ」
「書いてないなら名刺はいらない」
「普通は書かないと思いますけど・・・」
「普通は電話番号は教えてくれるでしょ?友達同士だったら、すぐに電話番号教えるでしょ?」
あのぉ〜〜〜。今日が初対面で、しかもあなたは「お客さん」なんですが何か?
「じゃあ、もう2度と来ないって事ね。わかりました」
冷たく答えるあたしです。

あたしが風俗で働いてるのは、彼氏を探してるわけでもないし、エッチがしたい訳でもないし、客と友達になりたい訳でもない。
「金」が欲しくてやってるんだ。
客全員に電話番号なんて教えてたら大変な事になる。
指名のお客様にですら、電話番号は教えていないし、大体、指名の人に限って聞いて来ない。
それでも来る人は週1回か隔週1回の割合で来てくれる。
あくまでも「ビジネス」
店以外では付き合いたくない。
電話もしたくない。
店を出たら本名のあたしに戻りたい。
そりゃ、元客と付き合ってるだろ?って言われればそれまでだけどさ。

普通の仕事している人だって、恋愛したくて職場に通ってるわけじゃないでしょ?
恋人探しに就職したわけじゃない。
でも「職場恋愛」や「職場結婚」する事だってあるよね?
それと同じ。
たまたま、好きになってしまっただけ。

彼は言う。
「たまたま出会った場所は店かもしれないけどさ。どこで出会ったとしても俺、お前のことを好きになったと思う」





↑メッセージが変わるよ
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