非日常かもしれない日々

■ 店外デート 2003年03月08日(土)
うちの店はどうも、お年寄りが多いらしい。
それはいいんだけどさ、
あたしの父親よりも年食ってるくせに
「外で会うことは出来ないのか?」ってしつこい
(じじいとデートなんか死んでもしたくねぇ〜んだよ!)
と言いたい所だが、あたしはニッコリ笑顔で
「お店で禁止されてるから」
「そんな子供みたいな事を言うなよ。電話も出来ないのか?」
「それも禁止だから」
「それじゃ店で会うしかないのか?もし、俺が来た時に君が辞めてたら、もう会えないのか?」
「(会えなくてもいいよ。別に)そんなすぐには辞めないですよ」
「でも俺が何ヶ月もここに来れなかったら辞めてるかしれないだろ?」
しつこく食い下がるじじい。
「とにかく、あたしは外ではお客さんには会えないですから」
「俺の事が嫌いだから、外で会いたくないのか?」
「も〜う。そう言う問題じゃなくって、あたしは誰とも外では会えません。あたしは外で会ったりするのが嫌で、お水じゃなくて、この仕事にしたんです!」
「煩わしい事は嫌だって事か・・・」
ようやく、じじいは諦める。
しかし、何故かチップ2000円置いて行った・・・




↑メッセージが変わるよ
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Arranged + Written by 樹杏(じゅあん)

Material by B*wasabi + Skin by caprice*
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