非日常かもしれない日々

■ 会えない・・・ 2002年12月06日(金)
結局、今度の日曜日は彼はどうしても仕事で会えない事となった。
彼は仕事中で今日もメールだけ・・・
「凄く寂しい・・・○ちゃんに会えるかな?不安・・でも会えなくても愛してるよ」
「俺も愛してるよ」
「最近、○ちゃんは甘えっ子だね。何か合ったの?」
「何もない。樹杏に甘えたい」
「あたしも○ちゃんに甘えたい。今年中に会えなかったら悲し過ぎる」
「年内には会えるから待ってなさい」

店を出る時
「今度の日曜日は彼と会えないので出勤します」
って従業員に言ったら
「会えないのですか?それは悲しいですね・・・元気出してください」
せっかく、今日まで出勤の有無を待っていてくれたのに・・・

今日は金曜日。
夜の電車に乗っている人達が皆、楽しそうに見える。
この国が不景気だなんて嘘みたいだ。
電車の中のざわめきが、あたしには残酷だ。
仕事でクタクタで、彼にも会えなくって。
いい年して、くだらない仕事をしている自分が嫌だ。
彼に抱かれる願いも叶わず
男達に体を触れさせてる自分が嫌だ。
こんな生き方をしている自分が嫌だ。
先の見えない人生が嫌だ。
確固たる考えも目標もない自分が嫌だ。
彼のまっすぐな愛も言葉も悲しい。
あたしは涙をこらえるために眠った振りを装う。

これは神の罰なのか・・・

あたしは彼に愛される程の女なのかな?
どうして彼はあたしに優しいかな?
どうして大切にしてくれるかな?
彼はあたしなんかのどこが好きなの?

早く彼を抱き締めてあげたい。
彼の頭を撫でてあげたい。
あたしが頭を撫でてあげると、気持ち良さそうに眠る彼。
子供みたいに無邪気で・・・




↑メッセージが変わるよ
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Arranged + Written by 樹杏(じゅあん)

Material by B*wasabi + Skin by caprice*
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