非日常かもしれない日々

■ 暗中模索 2002年11月20日(水)
「あたしなんか”都合のいい女だ”」
「一緒に住む気もないくせに」
「あたしはただのセクフレか?」
「あたしは愛されていない事を知っている」

そんな言葉を朝方、あたしはメールで彼に投げつける。
夜になって彼からの返事
「セフレなんて思った事ないよ。別れる?!」

もちろん
「別れない」と答えるあたし。

すぐに彼から電話着た。

「お前っていつも、俺をクソミソに言うくせに何で別れたくないの?」って。

そんなこんなで仲直りだ。

「樹杏は俺と一緒に住みたいの?」
「住みたいと言うか、ずっと一緒にいられたらいいなって・・・嫌ならいいけど」
「お前がそんな風に思っているなんて意外だったよ」
「意外だった」って言葉が、あたしには意外だった。
「う〜ん・・何かいい仕事ないかな?」
「今の仕事、好きなんでしょ?」
「でも、この仕事をやってたら家借りれない。またどこに行くかわからない」
「いい仕事合ったら、すぐに変わるんだけど・・・」

彼、今の仕事を大好きでやってると思ってたけどな。
そして、あたしと一緒に住みたいらしい・・・
「札幌に仕事ないかなあ?」
「ないよ〜」
「月25万円でいいからあればなぁ・・・札幌に俺も住むのに」

ただでさえ不景気で、中卒の彼には難しいだろうな・・・

どうなるんだろ?あたし達・・・

「お前の事はセフレなんかじゃないからね
セフレが欲しかったら、近くで見つけるよ」
「俺は風俗には行くけど、お前の”穴”以外には入れない。
それが俺のポリシー。だからお前も”穴”に入れないでね」

やっぱソープは駄目らしい・・・

ひとしきり思い出話に花が咲く。
初めて彼が客で来た事とか、初めてのデートの話とか・・・
「よく喋る女だなぁと思った」って彼は笑う。

「早く稼いで(風俗)上がってね」




↑メッセージが変わるよ
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Arranged + Written by 樹杏(じゅあん)

Material by B*wasabi + Skin by caprice*
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