彼とは「冷戦状態」だった。
あたしが勝手に作り出したのだけど・・・
今日も仕事しない。
しようとしたけど上手く行かない。
昨日は我慢した。
少し冷却期間を置こうと。
でも、一応、ちゃんと自分の素直な気持ちを伝えようとメールした。
八つ当たりしてごめんね。
後は自分で何とかするから。
体調悪くて、ずっと仕事に行っていないよ。
君は忙しいから体に気をつけてね。
そんなような事。
ほんの約5分後。
彼からの着信を知らせる着メロ。
少し恐い・・・・
「お前は今どこにいるの?」いつもの彼だった。
風邪を引いたのか鼻声だけど・・・
いつもと同じように会話した。
木村拓哉は素敵だったよ。タッキーが綺麗だったよって言ったら
「俺と同じじゃん」ってふざけた事を言った。
「あたし、明日にでも長野に行こうかと思っていた」
「ハハハ・・お前、俺からもう電話来ないと思っていたんだろう?」「思ったよ・・・いや、来るかなと」
「来ないと思っていただろ?訳わかんない事ばっかり言うからさ、少しお灸をすえようと思ったんだ」やっぱり君は懐が広いね・・・
「風邪は大丈夫?」
「大丈夫だよ」「君は大丈夫じゃなくても”大丈夫”って言うからね」
「アハハ・・・でも大丈夫だよ」君の声は優しくて・・・