非日常かもしれない日々

■ 彼が来た 2002年08月16日(金)
昨夜21時過ぎ、あたしは接客を一人終え、携帯を見ると
「今、何してる?!」
って彼からのメール。
着信履歴も彼のもの。
こちらからコールバックしてみると・・・
「明日、川崎でお通夜があるんだ。だから今から行っていい?明日の3時位まで一緒にいれるよ」
横浜で彼が世話になった人が、肺ガンで亡くなったらしい。
「せっかく川崎に行くから、連絡が取れたら、お前の所に寄ろうと思って・・」って。
昨日は、ちょっと鬱入っていたあたし
「お通夜のついでに、あたしに会いに来るの?」
って嫌味を言ってしまう。
「また、そんな事を言うんだから」

深夜の2時、丁度、あたしが仕事を終えた頃、タイミング良く、彼はあたしが働いている店の近くに到着していた。

1ヶ月振りの彼は、口髭を剃り落とし、その代わり、金髪になっていた・・・

「焼肉が食べたい」って彼。
4月にデートした時以来、彼は焼き肉を食べる暇もなかったと言う。

あーだこーだとバカ話しながら、焼肉をたらふく食べた。
あたしたちはゲラゲラ笑った。
毎日のように電話やメールをやり取りしてるのに、話は尽きない。

家に着いてから・・
彼はあたしの頭を撫でて・・・
何だかすぐに抱き合って・・・

「シャワー浴びなきゃ。焼肉食べたし歯を磨かなきゃ」
「そんなのいいよ。俺も焼肉食べたから」
1ヶ月振りのキス。

寝たのは朝の6時で、目が覚めたのは9時。
全然、寝ていないのに、また彼はあたしを抱く。
眠いのに・・・

その後も
「ねみぃ〜よ!」
ってお互いに言い合う。
どちらかが目をつむると
「寝るな〜」ってくすぐり合う。
あたし達は子供同士のように、3時間もベッドの上ではしゃいで笑って
くすぐり合って、たくさんキスして、またSEXして・・・
「もう俺、後2〜3時間しかここにいれないからさ
もう寝るのはやめよ」


「樹杏、頭洗ってね」

あたしがシャワーに行こうとタオルを体に巻けば
「一人でシャワーに入ろうとしてるな!?俺も今行く!」

彼といたのは12時間。
あたし達は喋りまくったけど・・・

彼は「別れた」事なんて忘れてしまっている。
「あんたはHの前も後も風呂は一緒なのね!」ってあたしが言えば
「彼氏と彼女が一緒に風呂に入るのは当り前。」
なんて発言まで・・・
いっぱい写真も撮った。

彼は2時過ぎに家を出た。
出掛けに
「また来るからね」
「”ついでに”来るの?」
「ついでじゃないよ。俺は忙しいんだから」
って言いながら彼はキスをしてくれた。
それは
「忙しいのに、お前に会いに来るんだから、本当に会いたいんだ」って事・・・




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Arranged + Written by 樹杏(じゅあん)

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