非日常かもしれない日々

■ 惚気てるわけではないけど怖い 2002年02月05日(火)
誰に聞いても、あたしは羨ましがられる。
彼は顔は普通。体はちょっと鍛えている。背は普通。
スポーツ万能。
お洒落。香水はブルガリ。声は映画の声優みたい。
女に凄くもてるのが不安。
元ホストだけ合って、女性には優しい。
カラオケは物凄く上手い。
中卒だけど、変な大卒より頭がいい。
変わった仕事をしているけど、まともな会社だ。って言うか大手の会社で働いている。
お金もそれなりに持っている。
あたしの借金を返してくれる程は持ってはいないけど、食事代も出してくれるし、家の食料の買出しのときは、さりげなくレジで金も払ってくれる。
ご飯を作るのが大好きで、また、それが美味しい。
携帯のメールはマメに寄越す。
普通の男みたいに、仕事を理由にデートを怠るなんて人じゃない。
彼は普通のリーマンより忙しい。
24時間、仕事をしている事もある。
それでも頼んでいないのに、彼は一生懸命、時間を調節して、あたしに会う時間を作る。
仕事中、少しでも休憩時間があれば、お茶だけでも飲みに行こうと言う。
家まで送ってくれたりする。
あたしから「会いたいよ」って言う必要がない。
殆ど毎日、あたし達は会っている。
あたしが落ち込んでたら飛んで来てくれる。
男友達に何か用事を頼むと
「どうして俺に言わないんだ」って機嫌が悪い。
SEXは強くて上手い。
ずっと頭を撫でながら腕枕してくれる(自分が一人で寝れない)
数え切れないほどキスしてくれる。
ずっと寄り添ってくれる。

「精神病院にも心療内科にも行く必要ないよ。俺がお前の鬱を治すんだから」って彼は言う。

多分、恋人も友達も同僚も含め、こんな
「フェミニスト」はいないだろう。

どうして、あたしなんかを愛してくれるのかわからない。
あたしからじゃなく彼から先に、あたしを好きになってくれた。
他の若い女と付き合っていたのに、そっちを止めて、あたしを選んだ。
「俺、忘れちゃったよ。いつからお前を好きなのかさ。最初から好きだったような気がするけど・・・・」
「俺、誰にも甘えた事がなくって、小さい頃から親も働いていて家にいなくて甘えた事ない。誰かに甘えたい願望が合って、お前だったら甘えさせてくれそうな気がした」って。
今の所、甘える比率は、あたしが9で彼が1だけど(笑)
たった「1」でも彼は女に甘えた事がないと言う。

惚気ているようだけど、実は怖いんだ。
今から彼を失った後の自分の事を考える。

彼ほど、完璧な人はいないから。
彼ほど、抱き締めてくれる人はいないから。

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Arranged + Written by 樹杏(じゅあん)

Material by B*wasabi + Skin by caprice*
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