ラのつく日記

もくじ


2004年08月25日(水) どうしてもトヨタマって読んでしまうの

さっきまで私ハダシに嵐さんの素晴らしさを教えてくださったヤエさん(仮名…?)というお方と、電話でお話ししてました。
いろいろ面白いお話を聞かせてもらった! あと貴重なコンサートのお話とか。
櫻井さんはほんとうに悪い人じゃない、ということをつくづくと感じた。わかりやすいらしいしさあ!(大野さん・談)
ワルというなら相葉さんのほうがよっぽどかもしれないぜ?(誰に挑戦しているのだろう)(昨日までの私に…?)(おそろしい一人会話)

そんな今日、さっき以外は、土方歳三(豊玉という俳号をお持ちです)の発句を、姉(連日日記にご登場)(友だちいないけど姉がいます)の横で逐一朗読してあげたところ(別に彼女は1ミリも欲していなかったみたいですけどね!)、「あー、森高千里」と言いました(※たぶんほめてなかった、あの顔つきは)。
あ、あー……。うなずける、ような、けない、ような。森高千里か……。そうか……。


姉といえばオタクなんですけど、昨日ガンダムSEEDを借りてきて見てました。
どうだった? って聞いたら、「主人公(キラ?)の服が目がつぶれそうにださい」とか言っちゃってました。けっこう言葉にバイオレンスを付随してくる我が姉。そしてそれをワールドワイドにもらす妹。家族の中にとんだテロリスト。すいませんねえおねえちゃん。
「お前も見ろ」とも命令してきたので、私も見ようと思います。もともと見たかったし!

でも50話もあるって聞いてちょっと畏縮した……。道行きが な、ながいなア……。

……話がそれましたが、引き続き土方歳三の発句について。
あんまり読んでないんですが、研究書のたぐいを読むと「(歳三は好きだけど)どうしてもいい句だと思えない」とか、筆者の方の煩悶が書いてあったりして、楽しいですね! ハッハー
いい句だと思えないけど、そんな句読んじゃう土方さんが、スキ、なんダロ? ってね。
心の中で囃し立てまくりです。

私も読みましたが、いいんだかわるいんだかよくわからない、というのが正直なところです。
そうだな……、あんまり激烈にグッ とこない気はする。でも当時はナウい感じだったかもしれないしなあ。そもそも発句しちゃうってことが、相当ハイソというかソフィスティケイテッドでノーブルでセレブでロイヤルな趣味だったかも。
なーんてことはないですか。どうですか。当時の農民の識字率とか、どれくらいなんでしょうね。書いているうちに気になってきてしまった。幕末とかもっと勉強しないといけないぜ……。
なんにせよどれもああ、こんなもの見てたんだね☆ みたいなことに気持ちがいっちゃうんで、ダメっすね。評定するの無理っぽいね。
ご子孫の方が大事に保存されてきたことに、ひたすら頭が下がる思いです。


うーん 句は、句は……。激烈にグッとくるこないは別で、正直どれもわりと好きです……。春の夜はむつかしからぬ噺かな とか。白牡丹月夜月夜に染てほし とか。もらいあくびのとかさ……。水底のとか……。この句は妙にパステルカラーな印象がある。
しかし軽くそらんじ気味の自分がいやだ。いや、誇るべきなんでしょうかファンとして。どうなの。浅薄なんじゃないの?! 汚れているんじゃないのっ?! 

ほんとうに、友だちがいないからといって、日記でテンションをあげるのは勘弁してほしいものです。他人事のように

発句とはちょっと違いますが、うたといえば私は啄木くらいしか集中的に読んだことがないです。

土方さんの発句をぼんやりそらんじていて、久しぶりに読みたくなったので読んだら、やっぱり啄木ってさいこう! て思ったので書き移します。みんなも大好き啄木。(みんなって誰ですか? と聞くのは野暮というものです)

「直筆ノート 悲しき玩具」(昭和56年 盛岡啄木会 発行) より

 家を出て五町ばかりは、
 用のある人のごとくに、
 歩いてみたれど―――


みたれど?! みたれど?! と聞くのはそれこそ野暮というものだ

 何故かうかとなさけなくなり、
 弱き心を何度も叱り、
 金かりに行く。


教科書によくのってる「働けど働けどー」はこういうのと両方読んだ方が味わいぶかいと思う

 あの頃はよく嘘を言ひき。
 平気にてよく嘘を言ひき。
 汗の出づるかな。


この3首とか、あと電車がなくなって「泣かうかと思ふ」なやつとかすごい好き。胸の中の音のとか。叱られたいやつとか。詩も好きだ。「泣くよりも」が今すごく頭の中を回っている。
あー 大好きだ。もう読むうた読むうた好きすぎる。ほんといいですね、啄木は。
歌は私の悲しい玩具である、といったという。

そんなこと言ってみたいですよ、ネ。
今の私ならさしずめ……  や、思い付きませんや。アハッ(裏返った声で)
己以外のすべてに対して詫びよ、という。はしゃいですみません。
悲しい玩具。

ぜんぜん研究書とか読んでなくて、ほんとただ歌聞くみたいに読んでるだけなんですが、好きだなあ、超。琴線にふれるたぁこのことか。
啄木だいすき日記になって終わる。
ときどき無性に読みたくなるんだ。

ていうか、そろそろ昨日までの日記を整理しないと重い、ですね……。

着の身着のままになって1週間たちました。


ハダシ |メール