2002年04月01日(月)
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エイプリール・フール |
今日はエイプリール・フールだったので、新聞を買いに行って 各社がどんな嘘を付くのか見ようと思っていたのに、 昨日からの体調不良で結局外には出られませんでした。
昨日から二日掛かって読んでいた論文が、 結局細部が良くわかりませんでした。困った。 博物館教育に関するものですが、 "museum pedagogyとmuseum educationはどう異なるのか?" と問題提起されても、どちらも日本語に訳すと 「教育(学)」なんですけど・・・どう違うの?
結局は、折角の実物を使った教育を行うのであれば、 専門家がその"もの"の持つ意味を定義して教えるという 学校教育と同じ形式を取るのではなく、ビジターが自分で その"もの"の持つ意味とそれの歴史と文化の中での位置付けを 判断する、インタラクティブな教育が効果的。 ということなのかなと思いますが。
しかし、展示すること自体が専門家による"もの"に対する意味付けを 行ってしまうとまで、言ってしまうと、 分類・展示もできなくなる気がするのですが。 収蔵品をランダムに置いておいてそこから何かを学び取れる人間なんて、 そうそういない筈。
最後に結びで、英国では博物館はエキサイティングな場所だと認識され始め、 教育の場としての認識も、高まってきたとありましたが、 日本ではどうなのかな、と思います。 最近の不況によるデパート博物館等の閉鎖、 博物館だけでなく、グローブ座などの文化施設が如実に減っている 気がします。 バブル期にメセナについて認識を深めなかったツケなのでしょうけれど。
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