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| 2007年02月04日(日) ■ |
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| ヘレン・ケラー状態 |
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…それこそ、わたしが出逢いを待ち望んでいた相手だったのよ。わたしはそういう、恐ろしい盲目状態だった。あなたのこととなると、ヘレン・ケラーみたいな状態だったのよ。 ―ウォーリー・ラム『人生におけるいくつかの過ちと選択』より
悲惨な人生を送ってきた主人公ドロレスが、ろくでもない男にひっかかったことに気づき最後に言ったセリフだが、恋は盲目、全くその通りだと思って吹き出した。自分にも経験があるから。ほんとに恋愛中はヘレン・ケラー状態そのものだ。
〓〓〓 BOOK
◆読了した本
『人生におけるいくつかの過ちと選択』/ウォーリー・ラム (著), 細美 遥子 文庫: 849ページ 出版社: 講談社 (2002/01) ISBN-13: 978-4062733489 ASIN: 406273348X
出版社/著者からの内容紹介 未熟な母親と浮気性の父親をもつドロレスの人生は幼い頃から躓(つまず)きの連続だった。両親の離婚、苛(いじ)め、暴行事件、ひきこもり……。冷たく苦しい現実にもがき苦しみながらも、必死に救済を求め、しかし彼女は壊れていく。不器用にしか生きられない、その叫びに全米が共感。生きることの意味を問うベストセラー。
◆著者について【ウォーリー・ラム】 1989年から1998年にかけて、地方コチネカットのノーウィッチ・フリーアカデミーの作文センターで講師を務める。現在はコチネカット大学の英語学部で創作講座の助教授。本作は小説デビュー作で、全米でベストセラーとなる。1998年には第2作《I KNOW THIS MUCH IS TRUE》を発表、こちらもベストセラーリストを飾る。コチネカット州で妻と3人の息子とともに暮らしている。
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