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| 2006年12月29日(金) ■ |
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| 今年最後の二日酔い |
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昨日のパーティーはとにもかくにも楽しかったので(周囲には大迷惑だったかも・・・)、時計を見るのも忘れて飲んでしまったため、今日は恒例の二日酔い。今年はこれで最後でしょう。(^^;
デザイナーの橋本さんが名刺を作ってくれたので、ここぞとばかりに配りまくったのも顰蹙ものだったかもと思うと、今更ながらに赤面。昨日のハイテンションとは逆に、今日はかなり落ち込んだ。もう New Tone's Apple には行けないかも・・・とか。
さて、<アルスラーン戦記>の最初の2巻分が一緒になったものを読み終えたが、どっちが先でどっちが後かはわからないが、<デルフィニア戦記>に似ているなあという印象。大きな違いは、<デルフィニア>には次元の違う異世界が関わっていることと、奇想天外なことか。<アルスラーン>のほうは、ファンタジーであるのに、意外にまっとうな話である。
しかし、<アルスラーン>のほうは男性作家だけあって、戦闘部分がよく書き込まれている。とはいえ、あくまでファンタジーであって、戦争物を読んでいるつもりはないので(戦記とはいえ)、それがくどく感じるのも事実。また、会話が日本のサムライものみたいで、違和感がある。今や、日本のサムライものも現代的な言葉遣いになっているというのに。
しかも、これは昔の翻訳とかではなく、現代の日本人が書いているものだから、翻訳が良くないと問題をすりかえるわけにもいかない。シリーズの最初だから、それぞれの登場人物の人物描写などに手間取ってストーリーがなかなか進まないのもあるし、主人公のアルスラーン王子があまり登場せず、いまだに出だしでもたついている感がある。それでも、すでに2巻分だ。
ファンタジーとはいえ戦記なのだから、架空の国の歴史を物語るものではあると思うが、主人公があまり出て来ず、2巻読んでもまだタイトルである主人公アルスラーンの身の上がどうなるのかが見えてこないのでは、どうも先が思いやられて、続きを読むかどうかは微妙。<アルスラーン戦記>というからには、やはり主人公アルスラーンの活躍を望むのが一般的だろうと思う。
〓〓〓 BOOK
◆読了した本
『王都炎上・王子二人 ―アルスラーン戦記(1)(2)』/田中 芳樹 (著) 新書: 347ページ 出版社: 光文社 (2003/2/21) ASIN: 4334075061 出版社/著者からの内容紹介 猛勇なる騎士軍団を誇り、不敗の国王アンドラゴス3世が君臨するパルス王国。だが宗教国家ルシタニアの侵攻により、強国パルスはたった一日で滅亡してしまう。初陣の王太子アルスラーンは、死屍累々の戦場から、からくも脱出、「戦士のなかの戦士」ダリューンや策士ナルサスといったわずかな強者たちと故国奪還へ旅立つが……!戦士、魔道士、謎の銀仮面そして妖艶な美女……。際だつ登場人物たちが織りなす超絶ヒロイック・ファンタジー小説!
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