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2006年06月11日(日)
ハニー・タッカーと魔法の対決

ああ、またこんなものを読んでしまった・・・と激しく自己嫌悪しているのが、『ハニー・タッカーと魔法の対決』。パロディ本はだいたい馬鹿々々しいものだけど、それでもユーモアがあって笑えるならまだいい。これはマジでお馬鹿。

魔法の対決というよりも、なぜか陰陽師の話になってるし(舞台がイギリスから無理やり日本にうつる)、ドラキュラが出てくるかと思えば、サッカー選手のベッカムが出てきたりと、全然何も考えてないでしょ?といった作りの本。

パロディの場合、原作にある事柄には忠実であることが最低の条件だと思うが、それもかなりいい加減で、日本の本なのに日本語の間違いとかも多くてそういう意味でも最低。ハリー・ポッターよりも面白いと言う人の気がしれない。

ハリポタとは別物(別物なのは当たり前だが)と思い、なんかハリポタチックなところがあると思って読んだとしても、やっぱり最低。ハニー・タッカーがいわゆるハリー・ポッターにあたる主人公なのかと思いきや、ハリー・ポッターはケリー・ホッターという名前で登場している。

原作が英語の本の場合、やはりパロディも英語で書かれているほうが面白い。日本語では、単なる語呂合わせみたいなことしかできないからだ。英語で書かれていても、くだらないものはくだらないが・・・。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ハニー・タッカーと魔法の対決―パロディ・ファンタジー』/H.P.Secret Friends (著)
単行本: 258 p ; サイズ(cm): 22
出版社: アートブック本の森 ; ISBN: 4876939578 ; (2003/05)
内容(「MARC」データベースより)
16歳の少女、イギリスの魔法学校から日本にやってきたハニー・タッカーが陰陽道の友達と組み魔法対決! 本家ハリー・ポッターを越えるパロディ・ファンタジーの快作。


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