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2006年06月01日(木) ■ |
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天体、鉱石、理科の実験 |
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ジョン・アーヴィングとコーマック・マッカーシーのPBが届いたら、すぐ読もう!いや、カズオ・イシグロの新刊の翻訳が出てしまったから、まずはそれの原書から!それよりまず、<サザン・ヴァンパイア・ミステリーズ>シリーズをやっつけよう!
・・・などなど、日がたつにつれ、当初の予定がどんどん狂っていく。こうも意志薄弱なのか、私は!という感じで情けない気分なのだが、まあ、予定は未定だし、誰に借りているわけでもない、自分の本だから、好きな時に好きなように読みましょう。
で、結局全然違う本を読んでいたりするのだが、久々の長野まゆみは良かった。天体、鉱石、理科の実験など、当初はまるで宮沢賢治だと思っていたが、だんだん独特の世界が見えてきて、それほど賢治を感じなくなってきた。
前にも書いたが、長野まゆみは美大出身だから、文章で絵を書いているようなところがあって、語られている言葉から、色や絵が飛び出してくるような感じがする。どの話を読んでも、不思議な感覚と豊かな色彩が感じられる。
〓〓〓 BOOK
◆読了した本
『天体議会(プラネット・ブルー)』/長野 まゆみ (著) 文庫: 207 p ; サイズ(cm): 15 x 11 出版社: 河出書房新社 ; ISBN: 4309404243 ; (1994/08) 内容(「BOOK」データベースより) 水蓮との友情。兄との確執。自動人形と噂される謎の少年との不思議な出会い。そして少年たちをのせた船は、南へと出航したのか。兄を想う少年・銅貨をめぐって、星の少年たちの孤独を描いた、長野まゆみの“星の王子さま”―。
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