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2006年05月16日(火)
ヴァンパイア・レスタトと美青年アルマン

アン・ライスの『夜明けのヴァンパイア』をようやく読み終えた。これはやっぱり私の好みじゃないなあ。主人公のルイのほかに、レスタトとアルマンというヴァンパイアが出てくるが、どちらもキャラ的に魅力がない。

この本のあとに、『ヴァンパイア・レスタト』、『美青年アルマン』という本があるが、こうも魅力がないと読む気にならない。前にも書いたが、これは私の好みの話であって、本自体はベストセラーになっているんだから、好きな人もたくさんいるんだろうけど。

そういえば、以前読んだ『Witching Hour』に出てきたお化けだか幽霊だか、もう名前も忘れてしまったんだけど、あれもレスタトっぽかったなあと思い出す。みな同じ感じなのか。それが好みにはまればいいんだけど、全然はまらないから困りもの。

アン・ライスの作品は耽美的と言うんだろうが、私には装飾過剰に感じてしまう。美青年にも全く興味ないし、ホラーと思って読んでいたのに、全然怖くもない。ニューオーリンズが舞台というだけで読んでいる感じ。とはいえ、ニューオーリンズの描写も期待したほどは出てこない。

さて、明日は『ハリー・ポッターと謎のプリンス』が届く。借りている図書館本(E・アニー・プルー2冊)は、延長するしかないかな。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『夜明けのヴァンパイア』/アン・ライス (著), 田村 隆一 (翻訳)
文庫: 554 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 早川書房 ; ISBN: 415040464X ; (1987/09)
内容(「BOOK」データベースより)
「私がヴァンパイアとなったのは、25歳の時、1791年のことだ…」彼はそう語りはじめた。彼の前にはテープレコーダーが置かれ、一人の若者が熱心に彼の言葉に聞き入っている。彼は語る。アメリカからヨーロッパへ、歴史の闇を歩き続けた激動の200年間のことを。彼をヴァンパイアとした“主人”吸血鬼レスタトのこと、聖少女クロウディアとの生活、東欧の怪異、訪れた破局。―伝説の存在、吸血鬼への驚愕すべきインタヴュー。世界的ベストセラーとなった大作!
※画像は原書 『Interview With the Vampire』


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