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2006年05月10日(水) ■ |
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夜明けのヴァンパイア |
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図書館に予約の本を取りに行かなくてはならなかったので、借りていた本を急いで読了。今回は、『王女グリンダ』に思いのほか時間を取られてしまい、予定が大幅に狂った。
『王女グリンダ』は結構面白かったので、<デルフィニア戦記>も読んじゃおうかな?と思ったのだが、18巻もあるので自粛。いくら面白かったとはいえ、この調子で(文章的なことと、内容のなさ)18巻はしんどいかも。4部作くらいになっているので、そのうち1部ずつくらい読んでみようかなとは思うけれど。
今回借りたのは、先日映画「ブロークバック・マウンテン」を観て、その後原作も読んで、やはりいいなと思ったE・アニー・プルーの本を2冊と、アン・ライスの<ヴァンパイア・クロニクル>の1作目『夜明けのヴァンパイア』。
このシリーズの2、3作目はBOOK・OFFで買ってあるのだが、1作目だけは手元になく、映画でしか観ていない。映画を観たと言っても、ヴァンパイアになっている俳優たちが全て好みではないので(健康的すぎる!)、真面目には観ていない。なので、原作を読まないと次の2作目がわかりずらいかもと思って借りた。
にしても、これってなんでこんなタイトルなんだろう?ヴァンパイアにインタビューするという内容だから、原題の『Interview With the Vampire』そのものなんだけど、『夜明けのヴァンパイア』って何?
ニューオーリンズで、映画の撮影の間、トム・クルーズがここに泊まってたんですよとわざわざ教えてもらったけれど(たしか、南部のハーバードと言われるテュレーン大学の総長の宿舎かなにかだったと思うが)、あの映画のヴァンパイアの中で、誰が一番似合わないって、トム・クルーズでしょう。げ!
ブラピもアントニオ・バンデラスも一様に変だけど、蓄膿症みたいに、いつも口をポカンと開けてるヴァンパイアなんかいないだろう!って感じ。トム・クルーズファンの皆さん、失礼!他の映画はともかく、ヴァンパイアには似合わないんじゃないかってことで・・・。(^^;
E・アニー・プルーの本は、内容はとてもいいのだが、読むのが結構面倒なタイプ。『ブロークバック・マウンテン』は淡々としていて良かったが、書き込みがかなり細かいので、長編となるとしんどい。軽く読み流すことができないので、気合を入れて読まないと、なかなか進まない類。でも、逆に言えば読み甲斐があるとも言える。今日借りた3冊で、返却期限の2週間かかってしまうのでは?と。
〓〓〓 BOOK
◆読了した本
『王女グリンダ』/茅田 砂胡 (著) 単行本(ソフトカバー): 509 p ; サイズ(cm): 17 出版社: 中央公論新社 ; ISBN: 4125006660 ; (2000/08) 出版社/著者からの内容紹介 全18 巻をもって完結した〈デルフィニア戦記〉には、幻のプレ・ストーリーが存在する……。一部のファンに囁かれ続けた『デルフィニアの姫将軍』と『グランディスの白騎士』を完全収録。
『わが手に雨を』/グレッグ・ルッカ (著), Greg Rucka (原著), 佐々田 雅子 (翻訳) 単行本: 427 p ; サイズ(cm): 19 x 13 出版社: 文藝春秋 ; ISBN: 4163233601 ; (2004/09) 内容(「BOOK」データベースより) 雨の夜。故郷ポートランドに帰りついたミム・ブラッカを待っていたのは何者かの襲撃だった。監禁され、数時間後に解放されたミム。敵の狙いは何か?バンドから一時帰宅を言い渡され、失意の底にあったミムは、敵が卑劣な罠を仕掛けていたことを知る。ネットに流された盗撮写真―それは地に落ちたミムの名誉に、さらなる汚泥を塗りたくるものだった。かつて母を轢き殺した父の帰還。愛してやまぬ養父母への思い。過去の苦い記億。アルコールに溺れる自分…。すべてを失ったミムは決意する―苦痛に満ちた過去と向き合い、見えざる敵に立ち向かおうと。もう自分には嘘はつくまいと。傷つき、孤独に震える女の苦闘。引き裂かれた親子の再生。タフでリリカルな筆致で描かれる、現代ハードボイルドの俊英の最新長篇。清新な感動をもたらすハードボイルド・サスペンス。
◆図書館貸し出し(→5/24)
『オールド・エース』/E・アニー・プルー (著), Annie Proulx (原著), 米塚 真治 (翻訳) 単行本: 403 p ; サイズ(cm): 19 x 13 出版社: 集英社 ; ISBN: 4087734218 ; (2004/09) 出版社/著者からの内容紹介 日系企業の新入社員ダラーは養豚施設建設のため米中南部へ赴き、地元の利害関係や価値観に直面し試行錯誤。土地の有力者の提唱する自然回帰思想にも賛同できず独自の生き方をしようと決意する。
『アコーディオンの罪 ACCORDION CRIMES』/E・アニー・プルー (著), E.Annie Proulx (原著), 上岡 伸雄 (翻訳) 単行本: 454 p ; サイズ(cm): 19 x 13 出版社: 集英社 ; ISBN: 4087733300 ; (2000/07) 出版社/著者からの内容紹介 シシリー島で作られた緑のボタンアコーディオンが紡ぎだすアメリカ移民100年の大河ドラマ。様々な民族出身の家族に受け継がれ、人種と文化の対立を全米各地で奏でるアコーディオンの遍歴とは!?
『夜明けのヴァンパイア』/アン・ライス (著), 田村 隆一 (翻訳) 文庫: 554 p ; サイズ(cm): 15 x 11 出版社: 早川書房 ; ISBN: 415040464X ; (1987/09) 内容(「BOOK」データベースより) 「私がヴァンパイアとなったのは、25歳の時、1791年のことだ…」彼はそう語りはじめた。彼の前にはテープレコーダーが置かれ、一人の若者が熱心に彼の言葉に聞き入っている。彼は語る。アメリカからヨーロッパへ、歴史の闇を歩き続けた激動の200年間のことを。彼をヴァンパイアとした“主人”吸血鬼レスタトのこと、聖少女クロウディアとの生活、東欧の怪異、訪れた破局。―伝説の存在、吸血鬼への驚愕すべきインタヴュー。世界的ベストセラーとなった大作! ※画像は原書 『Interview With the Vampire』
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