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2005年07月04日(月)
アラブとイスラエル(11)

<11>パレスチナ紛争(1990年代以降)

◆紛争第四期(1990年代初頭〜現在 中東におけるアメリカ一極期)

〜年表に従って、紛争の次第を説明


※先週で終了予定だった授業だが、予定の内容が終わらず、先生のご好意で1回授業が増えた。中東の問題はそうそう簡単に終わるものでもないので、年間通してやってもらってもよかったのに・・・と思ったり。

でも、私の個人的な目的は、ユダヤについて知ることであったので、とりあえずのことは知ったかと。あとはやはり、旧約聖書に関連したことを少しやるべきかなと思う。読書中の『ユダヤを知る辞典』も、最初は慣れない言葉や固有名詞に戸惑って、なかなか頭に入ってこなかったのだが、授業を聞いてから読んだら、ずいぶん入ってくるようになった。

授業をとった人のほとんどは、現在の中東問題について知りたいということだったのだろうと思うのだが、私はとにかくユダヤについて知ればよかったので、中東問題に興味はあるものの、ここで方向を修正しないと、とんでもなくかけ離れて行ってしまいそうな気がする。

とはいえ近藤先生の授業は、今回も「歴史的事実は、本当に事実かどうか見極めるのが難しい」ということを説明するのに、例として日露戦争の「日本海海戦大回転」をあげるなど、その脱線ぶりが非常に面白いので、いつまででも聞いていたくなる。先生、各国の飛行機の名前から、戦車、戦艦の名前まで、よく覚えていらっしゃって、戦闘の話になると、一層熱をおびてくる。実は戦争マニアなのでは?なんて。夏目漱石と同じで、話が漢文的なんだろうと思う。漢文のリズムは、気持ちがよいのだ。

ともあれ、今回の授業は面白かった。アラブについてやっているときは、無駄かも?と思ったが、ユダヤがユダヤ独自で歴史を歩んでいるわけではないし、世界の情勢も含めて勉強したことで、それまでは全く頭に入ってこなかった本の内容も、スムーズに理解できるようになった。

授業後、打ち上げにも参加したのだが、結局先生とは全然話せず、がっかり。質問したいことがたくさんあったのに(小学生並みの質問でしかないが)。後期は「イギリスのジェントルマン」についての講義らしいのだが、時間がないので取れないのが、非常に残念。


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