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2005年07月02日(土) ■ |
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『リリィ、はちみつ色の夏』 |
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おととし購入して、読もう、読もうと思いながら、ずっと読めずにいた『The Secret Life of Bees』を読み始めた。これは今や、ニューヨークタイムスのベストセラーリストに90週以上も載っている大ベストセラーになっているのだが、舞台はアメリカ南部。もっと早くに読んでいればよかったなあと後悔先に立たず。
気が付けば翻訳も出ていて(翻訳が出ないのはおかしいなあと思っていたら、先月出た)、ジョン・アーヴィングやジュンパ・ラヒリなどを訳している小川高義さんが翻訳しているので、訳は心配ないだろうとは思うものの、この邦題はどうなの?と思う。『The Secret Life of Bees』という原題の響きと、『リリィ、はちみつ色の夏』という響きは、かなり差があるように思えてならない。まだ中身を全部読んでいないので、いいとも悪いとも言えないけれど。
洋書は、中断しているものが何冊かあるのだが、それを消化してから・・・と思っていると、結局また読むタイミングを逸してしまいそうだから、読みたいものを読みたいときに読むということで、とりあえず。
ところで昨日、『死のサハラを脱出せよ』を読了したのだが、映画もくだらなかったが、この原作がまた荒唐無稽で、思わず失笑。南北戦争時の南部連合の甲鉄艦が、どういうわけかはるばるサハラ砂漠まで流れ着き、なんとその中にリンカーンのミイラが横たわっていたという結末。映画の結末とは全然違うし、リンカーン暗殺は実は替え玉だったという、アメリカ史を根底から揺るがしてしまう話だ。途中でクライブ・カッスラー本人も登場してしまうし。ある意味すごい!
しかし、船や飛行機、クラシックカー、武器などに興味のある人には、クライブ・カッスラーは面白いだろうが、そういうのに興味がない人には退屈かも。BOOK・OFFで安かったので何冊か買ってしまったが、「サハラ」以外は、どうも読みそうにない。
『The Secret Life of Bees』/Sue Monk Kidd (著) U.S. 定価: $14.00 価格: ¥1,386 (税込) OFF: ¥245 (15%) ペーパーバック: 320 p ; 出版社: Penguin USA (P) ; ISBN: 0142001740 ; (2003/01/28)
<翻訳>
『リリィ、はちみつ色の夏』/スー・モンク・キッド (著), 小川 高義 (翻訳) 価格: ¥1,680 (税込) 単行本: 381 p ; サイズ(cm): 20 出版社: 世界文化社 ; ISBN: 4418055142 ; (2005/06/18)
〓〓〓 BOOK
◆昨日読了した本
『死のサハラを脱出せよ〈下〉』/クライブ・カッスラー (著), Clive Cussler (原著), 中山 善之 (翻訳) 文庫: 484 p ; サイズ(cm): 15 x 11 出版社: 新潮社 ; ISBN: 4102170162 ; 下 巻 (1992/11) 内容(「BOOK」データベースより) 果てしなく増殖してゆく赤潮。マリの将軍と結託して事業の拡大に腐心するフランスの悪徳実業家。そして彼らに捕らえられ、強制労働を科せられる科学者たち。死神だけが待つ広大な砂漠の脱出行こそがピットの宿命となった。合衆国大統領が動き、国連事務総長も動く。援軍とともに引き返したピットは、旧外人部隊の砦に立てこもる。数千名に及ぶマリ軍との苛烈な闘いが火蓋を切る―。
◆Amazonから
Amazon.co.jp オリジナルブックカバー(ブルー・文庫サイズ) ¥273 (Amazonギフト券 ▲¥273) 文庫: サイズ(cm): 16.2 x 31 出版社: ; ISBN: B0009WHOLW ; (2005/06/27) [Amazon.co.jp オリジナルブックカバーについて] 素材:ポリエステルキャンバス 仕様:しおりつき サイズ:縦 約16cm x 横 約30cm(文庫版サイズ)
※本と一緒にオーダーしたのだが、ブックカバーだけが先に届いた。割にへなへなした感じで、早川書房の文庫(ちょっと大きめ)などは入らない。布製だから、お風呂で読むのにも適さない。ま、色で楽しんでくださいという感じ。個人的には、前のビニール製のほうが使い勝手はいいと思う。
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