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2004年05月19日(水)
総合英語(3)&アメリカ南部映画祭(1)

今日は、ちょうど出かける時になって雨が降りだした。台風2号。昨年も、授業がある日に限って、雨の日が多かったが、今年もそうなんだろうか?と早くも心配。帰りには、かなりの降りになっていて、それでも歩いて帰ってきたので、服もリュックもびしょびしょ。テキストから何から、すっかり濡れてしまった。

今日のポイントは、音読を心がけよ!

音読は、一番脳が活性化するのだそうだ(科学的根拠あり)。たしかに声に出して読むと、文章の構造がはっきりと意識できるような気がする。毎回テキストの暗記をさせられているのだが、黙って読んでいるより、音読したほうが、より記憶しやすく、忘れにくい。ちなみに、ボケ防止にもいいらしい。


さて今日から6回の予定で、「アメリカ南部映画祭」が開催されるので(詳細はこちら)、早速参加してきた。今回はジェームズ・バーダマン先生の担当。最初に先生の解説を聞き、それから観たので、複雑な内容だったが、わかりやすかった。

映画終了後には、青山先生、村田先生のお話や、生徒の感想発表もあり、単なる映画鑑賞ということだけでなく、しっかり勉強にもなる有意義な催しで、今日は授業を二つ受けたような感じ。

第1回目は、「Amistad」(邦題「アミスタッド」1998年、邦訳『アミスタッド』)。
監督:スティーブン・スピルバーグ、出演:モーガン・フリーマン、ナイジェル・ホーソーン、アンソニー・ホプキンス、マシュー・マコノヒー。
1839年に実際にあった事件にもとづいた作品。スペイン人に奴隷として買われて「アミスタッド号」で輸送されていた黒人たちが反乱をおこし、船を乗っ取る。それを捕まえたのはアメリカの沿岸警備隊。黒人たちは殺人罪に問われ、アメリカで法廷に立つこととなり、注視の的になる。

※アメリカの南北戦争や奴隷解放には、不勉強ゆえ、いろいろわからないことがあるのだけれど、これはこれで「正義が勝つ」といった内容で、奴隷解放などの問題うんぬん以前の、人間の姿として感動できる内容だった。

しかし史実はどうあれ、黒人をなぜ「奴隷」にしようなどと思うのだろう?白人よりも黒人のほうが美しいし、力的にも勝っていると思う。黒人たちと並んだ白人の、なんとみっともないこと。これは単純に美的な感覚で言っているだけのことだが、白人が一番偉いだなんて、一体誰が考え出したのか?アフリカから勝手にさらってくるというのも、どこかの国の「拉致」と一緒で、非常に野蛮な行為だ。

それにしても、アンソニー・ホプキンスはすごいと思った。特に好きな俳優ではないのだが、ホプキンスが出ると、途端に映画に重厚さが増すといった感じ。モーガン・フリーマンも重鎮だと思うが、ホプキンスの前ではかすんでしまう。

個人的なことを言えば、黒人側の一見冴えない弁護士が、マシュー・マコノヒーかな?違うのかな?とずっと考えていて、マコノヒーだとわかっていたら、もう少し落ち着いて観られたかも、と。彼は、わりにカッコイイ役どころが多いので、こういう役は予想外だった。


●次回は、ヴィム・ヴェンダース監督の「The Soul of a Man」(2003年)。日本ではまだ未公開で、今年の9月に公開される予定。


〓〓〓 BOOK

◆BOOK・OFF(明治通り店)

『ダルタニャン物語(4)謎の修道僧』/アレクサンドル・デュマ \105
内容
四十にして惑わずの域に達した四銃士は、いまやフランス宮廷界に大きな影響力を持つに至る。中でも主人公ダルタニャンは、フロンドの乱で無秩序状態となったパリから幼王、大后、宰相を救う大活躍でルイ王朝の危機を間一髪で救う。そんな中で、四人の銃士たちは英国で国王派とクロムウェル派に分かれて激突する。しかし史実に基づく壮絶な権力闘争と戦争の陰で、生母処刑の秘密を知った、妖婦ミレディの息子が僧形で、母の復讐に燃えて四銃士たちを凝視していた。密かに四銃士たちに迫る魔の手!

『ダルタニャン物語(5)復讐鬼』/アレクサンドル・デュマ \105
『ダルタニャン物語(6)将軍と二つの影』/アレクサンドル・デュマ \105
『ダルタニャン物語(8)華麗なる饗宴』/アレクサンドル・デュマ \105
『ダルタニャン物語(9)三つの恋の物語』/アレクサンドル・デュマ \105
『ダルタニャン物語(10)鉄仮面』/アレクサンドル・デュマ \105
『ダルタニャン物語(11)剣よ、さらば』/アレクサンドル・デュマ \105
※以上は単行本にリンク。実際購入したのは文庫版。

『狼の時』(下)/ロバート・R・マキャモン \105
『アッシャー家の弔鐘』(下)/ロバート・R・マキャモン \300


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