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| 2004年02月11日(水) ■ |
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| アンソニー・トロロプ |
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先月読んだベイリー・ホワイトの『ママは決心したよ!』に、何度か登場するイギリスの作家アンソニー・トロロプ(またはトロロープ)。実はここで初めて目にした作家なのだが、ネットで検索してもあまり情報が出てこないし、翻訳本も見つからない。その代わり、Amazon.co.jpで見ただけでも、原書は山ほどある。紀伊国屋の店頭でも5冊くらいあった。
『ママは決心したよ!』の中でも、「トロロプなんて読む人はもういない」とあったから、名前を知っている人も少ないのかもしれない。ネットでも大学の文学部でいくつか研究しているくらいで、個人でトロロプを読んだという情報は出てこない。
こういう状況だと、へそ曲がりの私は、俄然興味がわいてきて、ぜひ読んでみたいと思う。実際読むかどうかはわからないが(どの本も800ページ前後の分厚い本だ)、集めるだけ集めてみたくなってしまう。ベイリー・ホワイトの愛読書であれば、あながちつまらない本でもなさそうだし。ちなみに、『レベッカ』を書いたダフネ・デュ・モーリアも、トロロプやオースティンを愛読していたそうだ。
それに、トロロプが頭痛もちであったというのも親近感を覚える。私も頭痛もちだし、夏目漱石が胃病に悩んでいたように、作家は持病があったほうがなにやら偉そうだ。
●トロロプ(またはトロロープ)著作 ●頭痛もちシリーズ・作家編「Anthony Trollope」
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