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2003年05月07日(水)
近所に「BOOK・OFF」開店

昨日、近所のBOOK・OFFが開店したので、行ってみた。
あれ?マンガしかないの?という感じで、奥のほうに行って初めて普通の本があった。なおかつ外国文学は一番奥にごく少量でがっかり。それでも、購買意欲をそそられた4冊があったのは、奇跡か?

普通の書店で本を買って読んだ人が商品を出しているわけだから、全体として見ると、日本人がどんな本を買って読んでいるかがわかるというものだ。一番買われているのがマンガというわけね。外国文学は、相変わらず売れてないんでしょうねえ。

店構えは大きいが、マンガが置いてある部分を除けば、普通の古本屋と大して変わりはないし、外国文学に限って言えば、品揃えは良くない。ベストセラー本のようなものばかり。期待していた新古書もなかったし。早稲田にもたくさん古本屋があるので、もし絶版本(最近はすぐ絶版になってしまうので、古い本とは限らない)や稀本を探すなら、そちらに行ったほうが断然いい。いや、そっちに行かなきゃダメだ。

でも普段、本など読まない人が、100円なら読んでみようか・・・と思って、本を手に取る機会が増えるなら、それはいいことだと思う。


〓〓〓 BOOK

◆BOOK OFF

『レス・ザン・ゼロ』/ブレット・イーストン・エリス \100
現代アメリカ文学を語るのに欠かせない本書は、図書館で探してもなかった。個人的には好きになれるかどうか疑問なのだが、100円ならとりあえず読んでみようかって感じ。

『INTERVIEW 素顔のアメリカ作家達 90年代への予感』/杉山春(編集) \650
ジョン・アーヴィングやイーサン・ケイニンほか、現代アメリカ文学の作家のインタビュー集。アーヴィングとケイニンだけでも買いだが、これから授業でやるデイヴィッド・レーヴィットのほか、やっぱり外せないジェイ・マキナニー、ブレット・イーストン・エリスなども載っている。各作家の紹介文を青山南さんや柴田元幸さんらが書いているのも魅力。出版は1989年なので、情報としては古いが、授業には役立つ。

『昆虫記』(上)/アンリ・ファーブル \450
『昆虫記』(下)/アンリ・ファーブル \450
ファーブルの「昆虫記」は、大人版でちゃんと読んでみたかった本。この本は河出書房新社の「世界文学の玉手箱」シリーズで、文庫サイズなのにハードカバーで、中の文字はグリーンである。装画は山本容子さんの銅版画。


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