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2003年04月24日(木) ■ |
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原文で味わう新しいアメリカの短編小説(2) |
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「原文で味わう新しいアメリカの短編小説」講座第2回目。 テキスト:「Emperor of the Air」/Ethan Canin
<Interview: Ethan Canin> <Ethan Canin leads readers on a journey across time and space> <Books by Ethan Canin>
イーサン・ケイニンについては、名前はよく耳にしていたが、初めて読む作家。ハーヴァード大学の医学部出身で、作家でハーヴァード出身といえば、ジョン・アップダイクくらいしかいないので、そういう部分でも話題になった人。作品の中に、医学部出身だけのことはあると思えるような医学的知識の片鱗も見える。個人的好みで言うと、△くらい。
予習もちゃんとしていったつもりだが、たしか「速読でいい」とか「訳してはダメ」とか言ったよねぇぇぇぇ、あれは嘘?って感じ。今日指名された人たちは、これまでに数年同じ講座を取っていて、かなり慣れている人たち。全部しっかり訳してきていて、それを堂々と読み上げる。その上、感想もまた別に発表し、さらには構文や気になった文章などについての解説までした。
うげげーっ!南さん、あれ、嘘だったんですね! 「訳してはダメ」という言葉を、私はすっかり信じ込んで、訳なんて全然してなかったのに、もし、万が一、指名されてたら、めちゃくちゃ恥かしい思いをするところだった。次は文法から何から、細かくチェックしていかないといけないみたい。ただのカルチャーセンターとは違うよ。やっぱり大学なんだー!と、当たり前のことに今更気が付いた次第。単語をチェックして、一応内容は把握したつもりだったが、まだまだ読みが浅い!しっかり読み込んでいかないと、指名されて赤恥をかくことになる。
私は大学は美術系だったので、文学部の授業なんてものは皆目見当がつかなくて、どんな風に進めるのか全然わからなかったんだけど、また高校生に戻ったような気がして、宿題をやってないのに、授業で指される夢なんか見ちゃうかもしれない。
これではいかん!と、授業が終わってから、早速大学の図書館に行って勉強した。ていうか、次の予習を始めた。そこで、静けさに圧倒された。いや、図書館だから当たり前なんだけど、近くの四谷図書館などと比べたら、全然比較にならないほどの静寂。これがほんとの図書館なんだ。本もいっぱいあるし・・・って、じゃ、四谷は何なのよ?って感じ。机がこげ茶色で、椅子はこげ茶の脚に、座る部分は深いグリーンの布張り。シックで落ち着くし、公共の図書館とは違うのねと感動した。授業のない日も来よう!
でも、今日は南さんの訳書、著作を4冊持っていった。先週サインしてくれると約束していたので。こんなに出したら欲張りだと思われるかなと心配しつつ、一応全部出してみたら、「お得意様だね!」と喜んでくれて、全部に宛名入りでサインしてくれた。4冊もサインしたら、もう名前は覚えられただろう。(^^;
持って行った本の中でも、T.コラゲッサン・ボイルは私のお気に入りだし、南さんが専門に訳している作家で、もうすぐ新しい短編集を訳して出すという情報も入手。「もう読んだ?」と聞かれたが、ボイルは原書では読んでいない。これはまずい!長編は何冊か持っているが、短編集はゼロ。タイトルを聞くのを忘れてしまったけど、それらしきものをみつけて、絶対読んでおこう!
しかし、今日はGOOSのおかげで二日酔いはしていなかったものの、めちゃくちゃだるかった。タクシーで行っちゃおうかなあ・・・と思ったが、気力を振り絞って歩いていった。この際服なんかどうでもいいって感じで、とにかく学校にたどり着けさえすればって感じ。いくら義理人情でも、もう授業のある前日には、飲み会には出席しないぞ!
◆次回の課題 「Seven」/Edwidge Danticat
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◆Amazonから
『ハリー・ポッターと秘密の部屋 特別版』/クリス・コロンバス監督 \2384 Amazon.co.jp 全世界にファンタジー・ブームを巻き起こしたJ・K・ローリングのベストセラー小説の映画化第2弾。魔法学校ホグワーツの2年目を迎えた少年ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)とその仲間たちは、校内で人々が次々と石化していくという怪事件の謎に立ち向かっていく。
監督のクリス・コロンバスをはじめ、前作とほぼ同じスタッフ&キャストなだけに、作品の世界観に慣れて軌道に乗ってきた感があり、2時間40分という長さをいささかも飽きさせないのが素晴らしい。ほんの少し成長した子どもたちの姿もりりしいが、リチャード・ハリスなど先生役の名優たちも今回の方が良い味を出しているし、しもべ妖精ドビーなど新キャラも楽しく、さらには肝心なときに全く役に立たないカッコつけ教師ロックハート役のケネス・ブラナーが、一体何のために出てきたのかとつっこみたくなるほどおかしい。(的田也寸志) 『誕生日の子どもたち』/トルーマン・カポーティ \1619 内容(「MARC」データベースより) 少年や少女の無垢さ=イノセンスをテーマにして描かれた物語を収録。純粋で強く美しく、きわめて脆く傷つきやすく、また毒を含んで残酷なカポーティの6編の短編小説を、村上春樹が訳出。
※友だちへの誕生日プレゼント用。
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