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2002年09月08日(日) ■ |
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自己防衛本能 |
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まめに運動をしていなかったときには気づかなかったのだが、人間はその時の状態によって、勝手に体が「防衛反応」をするということがわかった。
運動をすれば、もっとエネルギーをくれ!と要求するし、疲れれば、体を休めるために眠くなる。当たり前のことだけど、あまり意識していなかった。ところが、今度はいつ摂取できるかという疑念があるため、もう十分だというサインは、要求するサインよりも弱くて、人間が認識してしまうのは要求のみ、なんてことも。体がエネルギーを要求しているときに素直に従ってしまうと、ダイエットは成功しないわけで、ここを「鉄の意志」を持って対処しなければならないのだ。
それにしても最近は、自分の脳と体が別の生き物のように感じる。脳では「食べてはいけない」と必死に命令しているのに、体のほうは、お腹が空けば猛烈に訴えてくる。意志が弱いということは、脳が体の訴訟に負けてしまうこと?痩せたければ、脳のために有能な弁護士を雇わねばならない。で、食べたあと、罪悪感を忘却の彼方に押しやるために、眠くなる。これも自己防衛のひとつだ。
こうしてみると、やっぱり運動などせず、食事を減らして寝ていたほうが、どうも痩せるような気がしてしょうがないのだが、最近、「内面の安定」を保つために、肉体を酷使するのは有効であるという理論に気づき、「痩せる」ということのためではなく、「内面の安定」のために運動しているといった感じだ。それは辛ければ辛いほどいい。<きゃー!シュワちゃんぽい!
そして、肉体を酷使すると、体の要求はもっと大きくなるので、また食欲が増加するという、ダイエッターにとっては、実に支離滅裂な行動なんである。
そんなわけで今日は、昨日疲れ果てた分、食事と睡眠を異常に取った。 朝食後すぐに昼食を食べ、アポロ13号も仕事で家におらず、日曜日なので工事現場の騒音もなく、とっても静かな環境で、デイヴィッド・ロッジの『小説の技巧』という教科書のような有難い本を読んでいたら、脳が活動を停止し、眠りの泥沼にはまり込み、アポロ13号の帰還まで、何ものにも邪魔されず眠りこけた。
だるくて仕方がないので、夕食は中華のデリバリー。 体はだるいはずなのに、食欲だけは別の生き物のように活発に活動していた。
そしてまた、何を忘却の彼方に葬り去ろうとしているのか、夕食後テレビの前に横になると、すぐに眠気に襲われ、映画「オクトパス」を観ていたのだが(こういうB級ホラーは結構好き!)、タコの怪物を目にすることなく、午前0時まで爆睡。アポロ13号に「タコ出た?」と聞いたら、冷たい視線で返された。
結局、旅行記も終わらせることができず、体の要求に一方的に負けた1日だった。
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