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2002年06月14日(金) ■ |
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こんな日本でいいのか! |
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国民がワールドカップなどに浮かれている隙に、健康保険改正が強行採決されたし、今度は配偶者控除をなくすという小泉構造改革。「痛み」は弱いものにばかり押しつけられ、肝心の「構造」の改革はまるでなされていない。両方ともなんの抜本的改革もないのに、弱いものから絞れるだけ絞ろうという魂胆だ。
この不況で、リストラを免れた会社員でも、給料が減ったり、ボーナスが出なかったりという状況なのに、さらにまたその会社員から保険料を取り立てようというのだ。どうせ国会議員は医療費などタダだから、なんにも感じないかもしれないが、今月の給料も危ないかもしれないという会社員に、この仕打ちはあんまりじゃないのか。
また、女性の社会進出を妨げるから、配偶者控除を取りやめるという話には、あきれてものが言えない。配偶者控除をなくしたからといって、女性が進出できる社会になるというのか?女性が社会に出るのはいいが、育児や家事の負担はどうする?子どもはどこで預かってくれるのか?世の男性はそれが理解できるのか?田島女史の言い草を、これは都合がいいと利用しただけの理由にしか思えない。閣僚が、本心から女性の社会進出のためと考えてるなんて、ちゃんちゃらおかしくて、おへそでお茶が沸く。(ついでに言っておくが、社民党は、田島や福島などが入党したがために、だめになった。)
そういいながら、子どもは産めよ増やせよとは、本末転倒じゃないのか? 今の社会状況のままで、家庭と仕事を両立できる女性が、どれほどいることやら。家計が苦しくなるばかりであれば、当然子どもなど産めないし、子どもがいても働けと言われなければならない女性は、どうしたらいいのだ。家族のために家にいることは、悪いことなのか?
主婦の税金は独身者が負担しているのだから不公平だという人がいるが、専業主婦の家庭では、夫1人の安給料で家族全員を養っているのだ。どこが楽だというのだろう?たとえパートに出たとしても、パートの給料がどれほどもらえるというのか。正社員でも男女の給料の差はあるし、何が女性の社会進出が妨げられるだ!冗談じゃないっての!
万が一、お母さんたちが皆社会進出しちゃったら、子どもたちはどうなるの?男女の差をなくすとなれば、母親だからという言い訳は通用しなくなる。自分でもよくわかるが、同じように働いていれば、言いたくはないが、「私だって働いているのだ!」という気持ちになるし、疲れていれば機嫌も悪くなる。それは女性だって男性と同じだ。男性と同じように、社会の生存競争を生き抜くわけだから。
そうなると、夫や子どもにあたったりすることもあるだろう。子どもたちはひねくれて、不良になって、人を殺すのも何とも思わず、親に愛情を持たないから、金属バットで殴り殺したりなんて事態になるかもしれない。そういう子どもたちが増えると、子どもなんて作りたくないわということになって、ますます出産率が低下し、もう日本には年寄りしかいなくなり、そのうち無人島になるだろう。すると北朝鮮やらアメリカやら中国やらが日本を舞台に戦争を始め、頭の狂った指導者が核のボタンを押すだろう。そして世界は終わるのだ。
日本が配偶者控除をなくしたがために、世界が、地球が破滅し、ここに人類も一貫の終わりとなる。すべて小泉のせいである。日本国民は、サッカーなんかにうつつを抜かしていないで、そのパワーを違う方向に向けるべきだ。この時期に強行採決したということが、いかに国民を侮っているかを物語っているではないか。そして新聞も、一面にサッカーの記事など載せてる場合じゃない!
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