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2001年11月04日(日)
シングルトンズ・ダイアリー/朝日新聞社刊・世界の文学

朝日新聞社で出している、週間「世界の文学」の配本が終わった。バンザーイ!

全121巻。3年余の長きにわたって、とり続けたわけだけど、何が大変て、雨の日も風の日も、毎週配達してくれた新聞屋さんが大変だっただろう。

書店では火曜日に発売だが、新聞屋さんに配達してもらうと、前の週の金曜日か土曜日には届く。
早く届いたからといって、特別何があるわけでもないのだけれど、一応、特製バインダー3つ、文庫カバー2つを貰った。

最後の121巻目は総索引で、これがまたよくできていて感激した。
これだけでも利用価値は十分ある。

最も多く登場したのは、やはりシェークスピアだ。
英米文学をやるものは、シェークスピアと聖書は必須と言われるが、聖書のほうはミッションスクールだったので、なんとかごまかせるとしても、シェークスピアはダメだ。
読み始めれば面白いのかもしれないが、沙翁の本にはどうしても手が伸びない。

それにしても、飽きもせずよく続いたなあ。
最初は興味のあるものだけと思っていたが、結局残りあと何冊と思うと、いやもう少し、せめてあと10冊、ここまできたら全部・・・という気になる。

もっとも、本心から全部揃えようと思ったのは、残り10冊くらいになってからかも。。。それまでは、単に朝日新聞社に断りの電話を入れるのが面倒だったというだけかもしれない。やはりぐうたらだ。

でも全部揃ってみると、立派なひと財産という感じがする。この「世界の文学」は、私の浅薄な知識をいくらかまともなものにしてくれたし、私のサイトの一部分は、これで成り立っているといっても過言ではない。

文学の古典など、特に万人に興味を持たれるものでもないだろうが、シェークスピアの四大悲劇は?とか、カフカのフルネームは?ヘミングウェイはいくつで死んだんだっけ?なんてことを知りたいときなど、ひょんなことで役立つかもしれない。そういった雑学的な知識を得て、「クイズ・ミリオネア」にでも出ようなどという魂胆で、私の場合は揃えたようなものだ。

そして全部が揃ってみると、ヨーロッパはヨーロッパ、アメリカはアメリカ、アジアはアジアでなく、すべてがどこかで繋がっていることに気づく。
皆、同じ血の流れた人間なんだということに気づくのだ。
だからなおのこと、民族や国家の間で戦争をしたりすることが、無意味に思える。

もっとも、そういうことがあって、愚かな人間を観察することにより、また文学も発達するということかもしれないのだが。

とまあ、真面目に語ってみたが、巻末に載っている「超誤訳・世界文学全集」という4コマまんがが楽しみだったから、知らないうちに全部買ってたというのが一番の理由かもしれない。ぐふふふ!


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