2008年03月20日(木)

Eへ


消え入りそうな夜に、隣にいたのは君じゃなかった。

例えばあの時そばにいてくれたら、
私はまだ君の隣にいることを選んだのだろうか。

答えはもう出ている。

きっといなかった。

思い返せば悲しい記憶ばかりなのは、
君にも自分にもずっと嘘をついていたからなんじゃないかな。

一つ一つの悲しい思い出に、
謝りたい気持ちは持っているけれど、
でもあえて君に言わないよ。
優位に立ちたいとか、そんなつまらないものじゃなくて。
次の大切な人に、同じ過ちをしないために。
悲しい気持ちは精算しないよ。

別れてしばらくは、悲しみと憎しみしかなかった。
だけど、今は感謝の気持ちも持ってるんだよ。
ありがとう。
君と付き合えてよかったと今では思える。
ありがとう。

しあわせに。




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