2004年05月30日(日) 彼はあたしだけを見てはくれないから
こんなんじゃだめだ。
誰よりヒロ君を一番愛してる。
でも彼はあたしだけを見てはくれない。
あたしを見てくれなくていいから、ほかの女子ともなれなれしくしないで。
あたしにそうやってメールをくれたり、話し掛けてくれたりしなくていいの。
だから、、、
女子の中心にいるヒロ君なんて大嫌い。
バスケの応援に行った。
ヒロ君もちょっとだけ試合にでてて。
試合中のヒロ君は恐ろしくカッコ良くて。
いつもあんなふうに真剣なヒロ君でいてほしかった。
最近Hちゃんと仲がいいヒロ君は、あたしからすればたくみ以下だよ。
こんなのわがままだってわかってる。
でも、だったらどうして優しくするの?
他の男子に優しさを求めてる。
あたし、最低だ。
ヒロ君にどーこー言える立場じゃないと思う。
でも、ヒロ君のメィルよりたくみとのメィルの方が百倍は楽しい。
たくみはちゃんとあたしと向き合ってくれるから。
Mはちゃんと、あたしを見通してくれるから。
あたしはMに唯って呼ばれるのがめちゃくちゃ好きだ。
泣きたくなる。
あたしのこと何も知らないのはヒロ君じゃないか。
ヒロ君の言うとおり、あたしはヒロ君のこと何も知らない。
でも、だから?
ヒロ君だってあたしを何もしらないじゃない。
怒られるのも責められるのも振り回されるのも優しくされるのも嫌いよ。
泣きたくなるから。
ヒロ君がもしあたしを都合の良い馬鹿女だなんて思っているなら
あたしはヒロ君が掴んだ腕を振り解いて、頬を殴るよ。
あたしは自分から傷ついたりはしない。
もう泣きたくないの。
冷たく当たってるのはあたしがあなたをもう前ほど愛してないからだよ。
ヒロ君にだけは愛想だけは良いそこらへんの馬鹿男になってほしくなかった。
ねぇ、次あなたがあたしを傷つけたら
あたしはもう、あんたを追わない。
手を振って、よ!って言うあんたの笑顔を振りほどいて
あたしはその先の青空に飛び込むんだ。
Before
After
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photo by nezi-shiki