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2004年05月20日(木) 傷ついてないんだなんて思わないで



ヒロ君は恐ろしく優しくて。

よ!って手を振ってくれた。

そういう行動ひとつひとつに、あたしはとても泣きたくなった。

大好き。

好きなの。

でもヒロ君はあたしのこんな気持ち、気づかなくて良いから。

大好きなバスケだけを考えていれば良いから。



でもね。

傷ついてないだなんて思わないで。

あたしはヒロ君に何も言わないけどね、

女の子に囲まれて楽しそうに笑ってるヒロ君を見ていて、あたしが平気だと思う?

傷ついてないんだなんて思わないで。

平気なわけでも悲しくないわけでもない。

我慢してるんだ。



ねぇ、どうしてあたしが我慢してるか分かる?





泣く準備はつねに出来てる。

次の瞬間、悲しみにつぶれないように。

不安に殺されないように。

流してしまえばいい。

こんな思いも、悲しみも、涙も。

あたしのストーリーなんか所詮地球の歴史からすれば、目に見えないゴミなんだから。




抑えられない思いと

溢れ出す言葉と

止まらない愛しさを

いつまでもいつまでも刻み付けたくて


でも言葉はいつだって無力。





あたしのこの言葉で、何が変わるのかな?




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