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2002年02月18日(月) 信じたいのか。信じたくないのか。






人を信じるってなんだろう?
その人のことを思って、
何も言わない事?
何かを伝える事?
それともただ、
馬鹿正直に受け入れる事?
今のあたしには何も分からないけれども。
だけど、これだけはいえる。
「信じる」なんて、
とても簡単な言葉だけれども、
本当はすごく疲れるんだ。
そう、しんどい。
馬鹿みたいに、ただ黙って。
真実を知っていたけれども、黙ってた。
その人を信じていたから。
その人の言った事を、
馬鹿みたいに真実なんだと思い込んだ。
自分の知っている真実を、
嘘だと書き換えた。
だけどそれはやっぱりまちがいで。
本当は言わなきゃいけなかったのかもしれない。
真実を伝える事が正しいかどうかは
分からないけれども。
ただ、私はその人を信じていたから。
その人の何を信じていたかは分からないけど。
でも、その人は正しいんだと。
私の中にはあって。
だから、真実はいえなかった。
言ったら嘘つきになってしまうんじゃないかと怖かったから。
でも、私は、信じたいと思った。
信じるってことがどういうことなのかは
分からないけど。
ただ、私はその意味に興味はないし。
むしろ、信じたいか信じたくないか。
そっちのほうが大事だと思ったから。

ただ、黙って、そうやって過したら。
私はいつのまにか裏切り者になっていて。
それは、真実を伝えなかった事なのか。
それとも、その人の真実を
本当は信じていなかったということに対してなのか。
分からないけれども。

ただ。やっぱり私は、
その人を信じていなかったんだと思う。
信じようとして。
だけど無理だった。
私の中の真実は、やっぱり真実で。
私はあの人の真実を、
嘘だと思ってしまったんだと思う。

その人が裏切ったと言ったら。
私は馬鹿みたいにそれを受け入れてしまって。
あぁ、私は裏切ったんだと、
ひどく落ち込んでしまった。
他の友達は、
あなたは自分の真実を信じたいからやったんだから。
それは裏切りにはならないと。
そう慰めてくれたけど。
その人は言った。
信じているなら真実を言ってくれると思ってた。
それができないなら、せめて、
私の真実を思ってくれると思ってた。
と。そんな信頼関係にいると思っていた。と。
その人の信頼を、
私は裏切ってしまったのなら。
彼女がそう感じたなら。
やっぱり私は裏切り者なんだと。
私はそう思った。







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