| 2002年11月10日(日) |
天下一人を以って興る |
先日は、雄弁会創立100周年記念式典が行われた。 海部元総理、森元総理はじめ、多くの先輩方が出席されていた。 わたしも、実行委員のひとりとして、OBのひとりとして、出席した。
500人以上は入る大隈講堂が一杯に埋まるほどの盛大な式典を見ても、雄弁会の歴史の重みがよくわかる。 大隈老公の遺志をいまに伝え、天下一人を以って興る、の精神でこの国を支えてきた歴史がある。
私事だが、わたしの父・正弘(まさひろ)も雄弁会のOBだ。 (父子で雄弁会出身というのは、ほかに例がないらしい) 父を知る諸先輩に会い、当時の話を聞くと、わたしの胸は熱くなる。 亡き父が、志高く理想に燃えながら雄弁会の門を叩いた当時の様子が偲ばれる。
〆は「都の西北」の合唱だ。 早稲田の校歌には、次のような一節がある。 「あつまり散じて 人はかわれど 仰ぐは同じき 理想の光」
父と肩を組んで校歌を歌いたかったが、それはすでに叶わない。 校歌を歌うたびに、万感の思いがこみ上げてくる。
父と同じように、志をもって雄弁会の門を叩いたのも、なにかの因縁だ。 わたしの父や、小渕元総理はじめ、幾多の偉大な先輩方に優るような活躍をしていきたいと思う。
雄弁会公式サイトはこちら。 http://www.yu-ben.com/ 当日の様子はこちら http://www.yu-ben.com/topic/hyakushuunennsikitenn.htm
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