のんびりKennyの「きまぐれコラム」
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2009年03月28日(土) |
「最近の厳しい経済情勢」って本当かな? |
最近米国内のビジネスミーティングだけでなく、日本から来るビジネスオーナー達との打ち合わせ等でも、 さかんに出てくる言葉に「この厳しい経済環境の中で」とか、 「どん底の景気の中で」とか、「スローエコノミー、ワーストエコノミー」といったものがあります。
取り巻くビジネス環境の厳しさをことさら強調しなくても、皆よく分っているのですが、 そういった言葉を使う場合の多くが、その後に続くバッドニュースやレポートのエクスキューズであるケースがほとんどです。
とても、違和感があります。
私の小さな投資会社は、どれもみな零細企業ですが、そのすべてが前年も前々年も一貫して増収増益です。 今年もはじまったばかりですが、第1四半期前年度比は例によって増収増益見通しです。
何万人もの従業員をかかえる重厚長大の大手上場企業がその大きさゆえに小回りが効かずに、 赤字を計上するのは仕方がない様なきもしますが、中堅規模の会社や私の経営する様な小企業は、 経営者の判断と努力で、そのトップダウンさえ徹底されていれば、いかなる経済情勢においても利益の種は無尽蔵にあると感じてなりません。
一般に損失を出した経営者は声を大にして、その取り巻く経済環境の悪さを言いつのる様ですが、 この時期に大きな利益を計上している経営者は あまり声を出さずに静かにその利益を享受している傾向があり、 上っ面だけをとらえたマスコミの経済記事や、みずからは会社経営の経験も無い様な無責任な経済評論家によって、 まるで世界中ずべての法人が大赤字であるかの様な説を目にする度に、不可解さを通り越して滑稽な感じすら受けます。
もとより、資本主義自由競争経済の中では、特定のパイの中で、一定の規模での損失が出れば、 そのパイの中のどこかにその配分を利益としてありがたく受け取る側が必ず存在します。
最近の「世界的な不景気」と「すべての企業が大赤字」というあきらかに間違った情報をそのまま信じる様な経営者が ひとりでも多くいてくれることが有難くはあるのですが、それもこれだけ長くなると、おいおいそろそろ目をさませよ!という感じになります。
おたくの会社もうかってますか?
もちろんですよね。
こんなチャンスはそう無いですからね。
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