のんびりKennyの「きまぐれコラム」
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2005年02月01日(火) |
「私のゴルフ経験則・その1」 ◎下手同士での教えあいは無駄 |
私のゴルフ経験則 (その1)
◎ 下手同士での教えあいは百害あって一利無し。
と言うと、ずいぶん生意気に聞こえますが、これは私の40年以上の ゴルフとの付き合いに基づいた「経験則」のひとつです。 勝手な私見と御笑読ください。
習うなら、自分よりはるかに巧い、経験豊かな上級者から習うべきです。
同じレベルの下手が何人集まって互いにああでも無いこうでも無いとさわいでもこれは時間の無駄。 けして上達しないばかりか、逆に上達の大きな妨げになってしまいます。
実はこれは ゴルフだけでは無くて、ビジネスに関しても、 人生の相談でも何にでも共通することの様に思われますが、 それについてはまた別の機会に。
さてそれでは、どれぐらい自分より上手い人間に教えを請えばよいのでしょうか? さいわいゴルフにはハンディキャップという便利なものがあります。 私の勝手な経験則で言えば、自分よりハンディが20以上少ない人というところでしょうか。 具体的には、もしあなたがハンディ36だとしたら、20を引いて、ハンディ16以下の人、25だとしたら、ハンディ5以下の人・・・・と、まあこんな具合です。
では、あなたのハンディが20以下だとしたら? とても良いポイントですね、ハンディ20に達したら、教えをあおぐ相手は 20を引いてハンディ「ゼロ」以下の人、すなわちプラスハンディのトップアマかプロに習うべきだということになるわけです。
簡潔に言ってしまえば、ハンディが20ぐらいになったら、もうアマチュア同士でスイングをいじりあっていても上達しないということです。
もちろん、研究熱心、練習熱心で、独学でシングルハンディになられる方も たくさんおられる様に見えますが、多くの場合こういう方々はだいたい非常に頑固で、仲間のゴルファーにああだこうだと言われても、馬耳東風、学ぶ対象はテレビやゴルフ雑誌やレッスン書、すなわち直接では無くても、常にプロから学んでいることに変わりは無いのです。 レッスンフィーを直接プロに払うか出版者や放送局に払うかという違いだけなのです、
さらに理想的なことを言ってしまえば、このゴルフというスポーツに限っては、 まったくの初心者が初めてクラブを握る時からプロの指導を受けてしまうことと、 その時点での、練習反復を怠らないことが、上達の最短距離でしょう。
私は11歳の時にシングルプレイヤーだった父から強引にゴルフを押し付けられましたが、父は私に一切教えることをせず、はじめからジュニアの指導に精通した有名なレッスンプロに私をつけました。
そのプロにゼロからスイングをつくってもらい、彼の指導のもとで、 中学2年生でシングルになり、高校1年生の夏までの競技で何回か60台でまわり、 ハンディは一時プラス1までいきました。 この後いったん完全にゴルフをやめてしまったのですが、(このあたりのことはトップページのプロフィールを読んでください)はじめから優秀なプロの指導を受ければ、まったくゴルフをしたことの無い人間が4年ほどでプラスハンディまでいけるという証左ではあります。
もし、アマチュアの父が、自分がシングルだからと言って私に自分でゴルフを教えていたら私は大変な遠回りをさせられたことでしょう。 もちろんプラスハンディなどというものは経験出来なかったと思います。
もうひとつ、わかりやすい例が、ゴルフ場の研修生です。 彼らの中にはまったくの初心者も多く、キャディーのアルバイトから一念発起してスタートする若者もいます。
そのまったくの初心者が、半年前後で、一般社会人のシングルゴルファーと 勝負出来るレベルになり、1年から1年半で片手ハンディ、からスクラッチ、 才能と練習量豊富な者は3年以内でプロとなって巣立っていく者まで出てきます。
世の中の平均的アマチュアゴルファーの中に、初めてクラブを持ってから 1年以内でシングルになるゴルファーがはたしてどれほどいるでしょうか?
3年以内にハンディゼロからプラスになるゴルファーがどれほどいるでしょうか?
5年やろうが、10年やろうが、シングルになる人は稀で、その大半は ハンディ15から20前後でうろうろしています。
我流の練習をいくらしても、体の使い方と筋肉に悪いクセがつくだけで無意味です。
自分より少しだけ上手い人間にスイングをみてもらうなどということに至っては具の骨頂です。 その人はゴルフスイングと体の使い方がわからないから、あなたより少しだけうまいポイントで停滞しているのですから。
ゴルフで使用する筋肉や姿勢を維持する感覚は、普通の日常生活ではほとんど使わない部分で、ゴルフスイングというものは人間の体にとって非常に不自然な動きなのです。 このことを理解しているか否かが実は極めて大切なポイントです。
それを知っている優秀なプロに、体の使い方とスイングの基礎を作ってもらうこと、 このスポーツはそこから始めるべきなのです。
上達の近道はなるべく早い時点でプロの指導を受けること。 それも良いプロにです。
ではどんなプロの指導を受けるべきでしょうか? 良いレッスンプロの選び方、それを(その2)に書いてみました。
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