ちづちゃんのさらさら日記




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2004年01月08日(木)


【LIVE】ラーメンズ「Study」


ラーメンズ第14回公演「Study」@本多劇場。

年内12月に大阪公演、年明けから東京→地方…という去年と同じスケジュール。
今年は更に東京追加公演(劇場移してまで!)が出るという盛況ぶり。

各コントの感想は以下のとおりです。まだの人はネタバレ注意です。
(コント名は便宜上勝手に命名しました)

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「言い訳」
オールバックの貫禄十分小林氏の弁論に、片桐氏が誤魔化されそうになったりならなかったりのお話。
もうこれは小林氏の姿がショックでした。老けた上に太ったね…
顎が!引いてる顎が!かなり年輪を感じさせました(しかたがないが)。
しかし他のコントだとそれほど気にならなかったから、これも小林氏マジックなのか?(笑)小林アプローチ?
小林氏の弁論は一件哲学的、でもその目的は…というかなんであの人あんなもん欲しかったのだろうか。

「要するに」
問い詰めらている片桐氏の横で、その肩を持ってあげるつもりの小林氏の応援の方向性が全然別ベクトルに…というコント。
このコントの片桐氏、髪を解いて必死の形相なのでかなり怖い。
片桐さんってこんな怖い形相の生き物だったっけ?と先ほどのコントに引き続きショック。
でも小林氏のメガネキャラはとても好みでした。
別の意味での薀蓄ですね、あれは(笑)。薀蓄一歩手前というか。その「なんで?」をもう一歩踏み込んで調べれば薀蓄なるのにさ(笑)。
ちなみに食パンはなんで食パンっていうのか知ってたのでそれだけ残念ー。こういうのは知らない方のが楽しめますね。

「Q-A」
ラーメンズっぽいな!と(笑)
いかにもラーメンズ。絵に描いたようなラーメンズ。分かりやすく言えば、こういうのがラーメンズ。こういうのだけじゃないですけど。
ちなみに私は「いかにもラーメンズ」よりそうじゃないコントの方が好きです(笑)。
でもやっぱり、小林氏が理論だけじゃなくリズムでネタ作れるほどのものすごい力量があるんだなぁと惚れ惚れ。
聞いてて気持ちいいし。

「科学の子」
今回はこれが一番好きでした。私は卒論が科学論で、結構似たようなこと書いてたんで(笑)。
子供達の科学に関する質問を答えるイベントの小林氏(彼の専門も天文学なんでしょうか?)と、その恩師の片桐教授の話。なんで教授の方があんな着ぐるみ着てるんだか…
今までのラーメンズ公演だったら最後に来てもおかしくないタイプのコントだったんですが、何故か真ん中。
一回しか見てないのでうろ覚えなんですけど、片桐教授はメガネかける前に質問用紙の子供の名前読み上げてませんでしたっけ?(あのいちいち名前を読み上げるのはとても好き)
白衣で気弱そうな小林氏もとても良かったです。

「ニッポなんとか」
これは結構普通のコント。意外なくらい普通なコント。
日本についてあんまし分かってない二人が、又聞き情報でいろいろ会話するという。
日めくりの話が一番新鮮でした。そういえばそうだね(笑)。それが廃れた理由なのかな…
しかし「VIDEO VICTIM」に引き続き、小林氏は日めくり好き?

「結婚相談所」
「色」に関する言葉で攻めたかったのだと思いますけど、それにしては片桐氏の言い方がさらっとしてるからなのか全然フレーズが心に引っかからずにさらさら流れて普通の会話になっちゃってたのが残念でした。
片桐氏の衣装は…なんか不憫だったよ(笑)。
オチがダーリンハニーの結婚相談所ネタと同じでした。これまたショック。
というかよくある古典的なオチなのかしらあれは。やなオチだよ。

「金部」
かねぶ、入りたーい!!私だってお金大好きだ。東急ハンズのアイデアはとてもいいと思うのですが。
大学が辺鄙なところにあればあるほどいいね(二人とも八王子にある大学だから思いついたのでは…)。
あの三人で100円余る…の話は全然不思議じゃないので残念。だってもともと…。
仲良い二人が楽しめたので良いのではないでしょうか。
片桐氏って永遠に大学生っぽいよね…特に美大生…
「変ー!」とか「勇気!」とか、新しい世界に切り替えるのとか、結構片桐氏の素材の面白さが目立ってました。

エンディングトーク
再度登場してきてからのトークは、もっぱら片桐氏が喋ってました。小林氏は遠慮して(?)あんまり。
「粘土道」の宣伝を、買え!というテンションで。
物販に置いている本には、片桐氏がいろいろ直筆で書きこんだそうで、「俺のサインとか書いてるでしょ」という小林氏に、「賢太郎のサイン上手くなっちゃった」と悪びれるようすのない片桐氏が素敵(笑)。
鼻兎も勝手に描いてるそうで、「難しいねー!(小林氏に向かって)鼻兎描くの上手いよねー!!」(笑)。
上手いも何も自分が作ったものだから…と笑う小林氏。
「鼻兎の宣伝とかいいの?」と聞く片桐氏に、「僕は買ってくれる人だけ買ってくれれば…」という嫌味に謙虚の小林氏(笑)。
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で、全体的に。
もちろんかなりランクの高いところでのお話ですが…まとまってるけど、こじんまりとしてるなぁという印象を受けました。
派手な飛び道具も今回ないし、全体的に手堅い感じ。新しい驚きはなかったです。
テーマが「Study」だからそうなのか、それともたまたま今回は地味だったのか。
でも勉強と関係ないコントもいくつかありますね(笑)。私が気付かなかっただけでしょーか。

個人的に好きなのは、順に「科学の子」「要するに」「金部」でした。
やっぱりストーリーがあるコントが好きなのかも。
小林氏のキャラで一番好きだったのは、「要するに」の人。メガネがやっぱスキ。

あ、片桐氏が本にいろいろ書いたことを言いたかったから、物販を公演後にしかしなくなったのかな…?
個人的には、公演後の物販は人が多いから見る気なくなっちゃいますが(買うものないとは思うが)。









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