「ブルース・オールマイティ」を試写会にて見てきました。
暇だったときに応募したのがたまたま当たったんですね。 なのでそれほど前知識なく行きました。今でこそバンバンCMやってますけど、試写会前はほとんどやってなかったです。
主演はジム・キャリー。相手役がジェニファー・アニストン、脇を固めるのがモーガン・フリーマン。 ジェニファーって人は「フレンズ」でレイチェル役(←柳原氏の好きな)やってるブラピの奥さん。 私は「フレンズ」ほとんど見てないので、彼女の演技はほぼ初見でした。
感想は以下に。 ただ、公開はまだですし、今後見ようと思ってる人はネタバレになりますのでご注意を。
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まず一番最初に思ったのは、「ジム・キャリー歳取ったなぁ〜!」ってことでした。 年齢が隠せない。 顔の表情筋が、皺々になってて…怖い。 んで確か主人公は40歳近い設定なのですが、こんな落ち着きのない男は絶対に嫌!!という好感の持てないキャラクターでした。 とにかく落ち着きがなくてイライラ。彼のキャラクターだというのは分かっていても、「もうえぇ歳やろ!」と思ってしまいます…若さって大事なのね、やっぱり…。
ジェニファー・アニンストンは、(もともとどういう女優さんなのかよく知らないのですが)よくこんな役引き受けたなぁと思いました。 ちょっと下品なこともやらされてたし。テレビの人だからこういう役が回ってきちゃうのかな? そしてやっぱり美人には見えない… 着てるお洋服は可愛かったです。幼稚園の先生の役なので、パフスリーブのカットソーとか動きやすそうだけど、ディテールが可愛い衣装になってました。
モーガン・フリーマンは、ちょっとしか出てこないです。 主にジム・キャリーがどたばたしてる映画なので。 「神様」をアフリカ系アメリカ人にやらせるってのはアメリカ的にはどうなんでしょうか。画期的なの? 落ち着いた演技で、一人安定してました。
肝心のストーリーですけど… 今テレビでやってる予告編を見るとどうも「お涙頂戴のラブストーリー」みたいな感じですけど、ちょっと違うと思います。 コメディ…になるのかなぁ。 ただし、脚本のレベルはとんでもなく低いです。感心した部分なんて一つもなかった。 「世にも奇妙な物語」レベルです。 なんなら作品自体のテイストが下品でちょっと嫌なぐらい。
もうとにかく主人公を愛せない!!ものすごくワガママなんだもの。 落ち着きないし、即物的だし、どこを愛せというのか。 もともとの彼の望みは職場で認められる(アンカーに選ばれる)ということなのですが、それも彼に才能があるという描き方をされてないので、身分不相応な望みなんじゃないの?と感じるし。 #結局ストーリーのラストでは「アンカーにならなくてもいい」みたいなオチだし。どうなんだよそれー。
最近涙もろくなってるので、ジェニファー・アニンストンの祈りの場面では少し泣きそうになりましたが、そこだけだしなぁ…涙しそうになったの…。 伏線も緩いし、一応オチとして使われている看板もったオジさんのエピソードも付け足しみたいな感じで荒いです。
「神様」の力を表現するために、CGにもお金かかってるんですけど、こんなランクの脚本にこんだけつぎ込めるハリウッドはまだまだお金があるんだなぁと。 変な意味で感心しました。 ジム・キャリーじゃなかったらもっと違った感じになったのかなぁ。 でも映画自体も「笑わせよう」モードに入るとアメリカ人の笑いのレベルの低さをまざまざと見せつけられました… お客さんは結構笑ってたけどね。
ちなみにタイトルの「ブルース」というのは、ジム・キャリーの役名。 「全知全能のブルース氏」ということかな。
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最近全然映画を見てなかったので、久しぶりに見ましたよ。 DVD何か買ってこようかなぁ。安い洋画とかの。 |