TSUTAYA半額レンタル期間中につき、やっとレンタルして見ました。公式HPはこちら。 「ピンポン」原作は、もう何年も前にお友達に借りて読んだだけで、結末は知ってましたが具体的なところはもう忘れてしまってたので新鮮に楽しめました。 周りのお友達は皆映画館で既に見ていて、皆が皆「スマイルがいい!」って帰ってくるので(笑)、原作でもスマイル派だった私は楽しみにしておりました。
で、見てみましたところ。 やっぱりスマイルいいね(笑)。なんかキャストが決まった当時、私の周りのお友達が「ARATAがスマイル!?」みたいな反応だったんですけど(私はARATA氏自体を知らなかった)、メガネ似合ってるしものすごくナイーブさが出てて良かったです。ぶっきらぼうな物言いとか、寂しそうな佇まいとか、見事にスマイルでした。あれは女子はやられるわー。 ただ、自分でもビックリしたんですけど、最後に出てくるリーマン姿のスマイルには全然ときめかなかった(笑)。なんでだろ?断然学生服の方が(あとユニフォーム姿の方が)よかったです。リーマン姿はなんか疲れてた。
(蛇足ですけど、エレキ単独で今立氏がスマイル役をやったVTRがあったのですけど、今立氏のスマイルも良かったですよー。すごく似合ってた。私の中での今立氏は結構あーゆーキャラなので…あんまり物言わないけどすごくいろいろ考えている人というか)
ストーリーは、原作をかなり忠実に再現した、「才能をめぐる残酷な物語」。 キッズリターンとかと同じテーマですけど、登場人物それぞれに複雑な感情のやりとりがあるのがいいなーと。 個人的にはチャイナに肩入れしてしまいました。挫折とプライドの両者で揺れ動きながら戦ってる彼が、ものすごく不憫だった。他の選手と背負ってるものが全然違うし。いっつもコーチと二人でぽつーんとしてるし。出番が少なくて尚不憫だったけども(笑)。サム・リー氏、いいじゃん!と単純に思いました。タトゥー(本物らしい)とピアスはいかがなもんかと思いますが… アクマは結構クラウンみたいな役どころで、分かり易すぎて逆に入り込めませんでした。典型的なパターンというか。ペコに「うるさい、凡人」て言われて可哀想だったけども…というかあんなことぐらいで退学て!!どんな学校やねん。 ドラゴンもラスボスみたいに描かれてましたけど、ラストの試合までの描写が少ないのでよく感情移入できませんでした。よくあの役受けたなー中村氏〜と感心はしましたけど(顔は十分怖い)。 竹中直人氏はもう邦画どれ見ても出てるという感じで、やや食傷気味。個人的に苦手なのもありますが…別のキャストにならんか。安全パイなのは分かるけど。あんなコーチにストーキングされたらホント鬱陶しい!! 窪塚氏はホントペコに適役かも。私の中ではペコはもっと小さくてコンパクトな感じだったんですが、口調とかはすごく可愛かったです。試合に負けて泣いてるとことか良かったですね。 ドラゴンとの試合の間中、中村氏と窪塚氏のまつ毛の長さの違いに目が釘付け。窪塚氏まつ毛長過ぎ…!! こう書くとホント男子しか出てませんね、この映画。逆に清清しいくらいだわ。オババも完全に男だったしね、キャラ的には…
こういう映画見ると、男子に生まれたかったなって思いますね。 男子ならではだと思う、こういう互いを高めあう友情みたいなの。 ペコとスマイルが二人で電車乗って辻堂行くところとか、二人で海でぼんやり話しながら歩くとことか、階段に腰掛けて話するところとかも良かったです。うーん、男子になりたかった。
今回DVDで借りたんですが、特に特典はなし!(DVD特典は全て初回特典のもう一枚のディスクに収められてるらしい…商売上手だぜ)英語字幕が出るくらいですかね…「ヒーロー見参!」は"Enter the Hero!"でございました。
久しぶりにすっきりとした邦画見たって感じです。 邦画は「?どういうこと?」と分かりにくいことが多いので。この映画は単純明快な分、すっきり見られました。 画面も綺麗だったし。暗くて何してんだか見えないよーという箇所もなかったし。 男の子はこの映画見てどういう感想を持つのかね?女子向けの映画かなと思ったんですが… もっと真剣に自分に引き寄せて見ちゃうのかな。
「好きなこと」と「才能」と「仕事にすること」のスリーカードが揃うことは、本当に難しいことなのです。 全部持っててもペコみたいに努力せなあかんし。 ということで、プロの芸人さん達もそうなのよね…と思ってしまう、私はやっぱりお笑いバカでした…。 |