velvet under//misin夏の公演「ナツの魔物」@新橋ヤクルトホール。
ちづにとっては初めてのvelvet under//misin。前回初めて行ったあさちゃんに誘ってもらいました。
velvet under//misinはカリカの家城さんが作演出を手がけ、吉本の若手(ものすごい若手、名前聞いたことあるようなないような程度の)と一緒にやっている…劇団?のようなもの。 もうかなり回数を重ねているそうで、ヤクルトホール規模です。ま、空席もここそこにありましたが…。
今回のお話は、野球の審判を八年前にリストラされ落ちぶれてしまったお父さんがいる可哀想な家庭の物語。ずっとそのお父さんを支えていたお母さんが余命一年の宣告をされてしまい、お母さんのいろんなワガママを叶えてあげるべくお父さんが(嫌々ながらも)頑張るというストーリー。 登場人物が結構多くて、その家族構成がお父さん・お母さん・息子・娘・ペンギン、親戚の叔母さん・叔父さん・その息子、その他にお母さんを迎えに来た死神、借金取りが二人(と一羽)、お母さんのかかりつけのお医者さんや研修医、叔母さんのやってる劇団の劇団員、お父さんの昔の同僚とそのマネージャー、あと…書ききれんわ!!多いっ!
ちなみにカリカは林氏がそのお医者さん(ブラウン・ジャック先生)、家城さんが叔母さん(コスプレ好き、999のメーテルの格好をしている)でした。 林氏が茶髪でねぇ…思った以上の衝撃を受けました。初めて見たから。 というか私の中で「茶髪の林氏」というものが存在しないのよ!!ありえないのよ!! 茶髪で固定だったらどうしよう〜と不必要な心配をしてしまいました(今立氏と同じ道を辿られてはかなわん)。 見てる間中も、ずーっと違和感が拭い切れず…うーん。
終わってからあさちゃんが言ってましたが、林氏は前回と比べ物にならないぐらい出番が少なかったそうです。 確かに要所要所にしか出てこなかった… 基本的にはずーっとお父さんの話だからなぁ。 最初のナレーション(結構長台詞、結構噛んでたので録音じゃないのがすぐわかってしまった)と、前半お母さんに宣告する部分、後は調子が悪くなったときに診察に来て、仮装大賞か。あと最後。
ということで、結構林氏が舞台上にいない間が辛かった…と思いきや。 そうでもなかった。 まぁやっぱりカリカが出て来ると、知ってる人だからパッと華やぎますけど。 カリカが舞台にいない間、私が「へー、この人いいなー」と思ったのが、ノンスモーキンの菊池氏(叔父さん役)でした。演技も結構ちゃんとしてたし、顔が好みだった(笑)。最初誰かに似てんなーと思ってたのだが、途中で歌丸師匠だと気づいた。笑顔とかそっくりだよ!!誰も指摘しないのだろうか? もっと言えば逸ちゃんにも似てるかも。身体がガリガリなのだけど身長があって見栄えもするし、控えめなコスプレ姿(自分はコスプレしたくないんだけど引きづられてやってる設定)とか髪の毛がさらさらストレートなのも良かったですよ。クドカンにも似てる? あとは死神役をやっていた,松尾氏が、一人でツッコんでて気になる存在でした。お芝居でのツッコミ役って難しいよね…。
ストーリー自体は。なんでも、公演日中毎日違うオチを用意しろと家城氏が言われたらしく、実際違うらしいのですが… どこから違うんだろ? ED終わった後の最後の最後のオチ(お父さんが劇団員に刺される)だけが違うのかな?私はこの部分は余分だなーって思ったんですけど。その手前の、お母さんがブラウンジャック先生にお願いしてた内容まで違うならすごいです。というか他にオチ思いつかない…。 うーん、でもテイストは正直あんまり好きじゃなかった。最初と最後のモノローグとかものすごい演劇ちっく!!こんなの小演劇界でしか聞かないわきっと!的な台詞とかですねー。女優さんたちの動きもすごかったなぁ。演劇以外の何者でもない。お母さんをやってた人の芸風がどーも好みじゃなくて、最後まで辛かったです…あんな演技する人いまだにいるんだなぁ…
が。 ホントの最後の最後。劇中にちょっとだけあったダンスタイム(なんていうの?J.men`s Tokyoみたいなビキニ着て男の人が踊るやつ)が再びありまして。さながら宝塚のレビューのように、作品とは別に異様な盛り上がりを見せてました(笑)。 まぁ会場入ったときに20ドル紙幣(もちろんオモチャ)を渡されてたのでそういうことするんだろーなーと思ってたんですが、舞台にある花道を使って本格的なものを。一応出てきた男性陣は全員水着姿で、前述の菊池氏は小さいビキニ一枚だったりしたのですが、家城氏は黒地にハート柄の毛糸のパンツに黒いブラ(笑)。林氏に至っては…マスクしてんの!!しかもトランクスタイプのゆったりしたハーフパンツみたいな水着で勘弁してもらってんの!!(笑) キャラ的に周りからビキニを免除してもらってる彼の姿がめっちゃ笑えました。半裸でいっぱいいっぱいですか?(笑)頑張って踊ってたけど(踊りっちゅーか飛び跳ねてただけ…??)。あーでも林氏らしくて素敵でした。
あとは…小道具がショボくてなんかものすごいギャップが。 一番驚いたのはブラウンジャック先生の風呂敷と見紛うばかりのナイロン丸出しマント(しかも皺だらけでくちゃくちゃ)でしたけど、妻夫木くんの注射器とか(あれはどういう意味が?)、死神の鎌とか、結構手作りテイストにあふれてました。 の割にはメーテルの衣装とか髪の毛の染色は完璧なんだよなぁ(笑)。巨人兵の胸部分はものすごい工夫されてましたけど。あのラック売ってるの見たことある…。 しかしなぜペンギンは黄色かったのだろう?全然説明がなかった…息子のコンパス(右足に鉛筆がくくりつけられている)の説明も分かったよーな分かんないよーな。
てな感じでございました。 velvet under//misinの後は、GO!SHIODOMEということで、新名所・汐留方面へ繰り出しました(すぐそこなんだけど)。 いろいろ写真を撮ってきたので、それは次の日付の日記に。
----- ●おまけ ↑その開場時に配られた20ドル札。こういう小道具はちゃんとしてんのになぁ(笑)。 |