いつしか雨は雪にかわっていたこの街ではじめての冬を迎えようとしているまだ緑色の草地もまだ赤や黄色に色づいたままの木立も薄墨のような夜のはじまりにもまして白さを増してゆく雪の中に影のように沈んでゆく思いに沈むどこまでいってもあの時の雪はもうないのに