雨が上がった道を歩いていてふいに香りがした。帰ってくるまで気づかなかったもう秋なんだ。あなたと出会ってから始めての秋。まだ、あなたの近くにいられる秋。来年は、もうこの香りも道に敷き詰められたオレンジ色の褥も見ることはないかもしれない。こころに留めておこう想い出と一緒に。