まるで光に切り取られたような影が、点々と道に貼りついている、不思議に静かな昼下がり。今日、あなたと何を話そうかと考えながら歩いている。でも、あなたの声を聞くと何も言えなくなる。まだ暑い夏の日差しと風を感じながら、あなたの声を聞いている。とろとろと溶けてしまいそうな午後。