ときどき、これは現実なのだろうかと思う。確かに、わたしはあなたに会って、会話を交わし、触れ合った。そのことも、夢のなかのように淡い記憶のように思いだす。毎日のような会話も、いちど切れてしまうと、まるで遠い記憶のような気がする。どうしてしまったのかしら。会いたい。現実だと確信するために。