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   Written by なお。
◆日記『心地よい孤独。』◆
孤独はいいものだということを我々は認めざるを得ない。
しかし、孤独はいいものだと話し合うことの出来る相手を持つことは一つの喜びである。
byバルザック
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2004年04月09日(金)
平坦な日常を過ごせる、という幸せ。

94663586FSnzee_th.jpgようやく身体が季節に追いついてきました。今日はヒールではなくスニーカーで出かけたので、通常よりも幾分機敏に動けた感じがしまする。で、あまりの快適さに「うーん、毎日スニーカーでも良いかも。」と思い現在物色中。帰りがけに立ち読みした雑誌に好みの品がのっていたので、デザイン等考え合わせ購入する予定であるよ。


家に着くとポストにDVDが届いていたので真っ先に鑑賞。『寵愛』という韓国映画でありまする。ふーむ。おそらく評価云々よりも“好み”による部分が多い映画だと思う。私はこういう種の映画って好みだなぁ。セリフが多くない分、細部の描写が美しいし、芸術的な男女のヌードが思う存分鑑賞できまする。ってコトでオススメでありまする、はい。


ってな風に、これといった事件もなく問題もなく、日常の中にささやかな幸せを見出しつつ暮らしているのであるよ。事実、私の日常は大概こんな感じで、こういう日常を過ごせるのって主観的には幸せなのだけれど、映画のように遠近法的な作図を用いたストーリーがない分、読み手の方々には“奥行”がないように見えるんだよね。って、『日本近代文学の起源』(柄谷行人著)を読んでちらっと思ったり・・・。


94882233PFcJSx_th.jpg個人的には、平凡な日常を平凡なままに描いているWeb日記が好きだ。ちょっとした出来事をドラマチックな出来事のように演出するのって実際簡単だけれど、そうせずに、その些細な日常の幸福を等身大に描く、そんな遠近法的配置を多用しない平坦な文章ってステキだなぁと思う。って、どうやら絵画の好みと同じく、私は“奥行”がない作品が好きみたいだなぁ。(って今気づいた。)


って、邦人3人が拘束されたニュースについて書こうと思っていたのだけれど、私の考えを的確に表現して下さっている方がおりました。『留学先でのひとりごと』様。年金や資産運用など金融問題を始めに“自己責任”は語られはじめたワケだけれど、そもそも本質的には、生きるって行為に纏わるコトの大半が自己責任なのであるよ。こうして今日私のように平凡な日常を過ごしているコトを“つまらない”と感じるか“幸せ”と感じるかという些細な主観的判断でさえ“自己責任”だと思う。って、残酷に聞こえちゃうのかなぁ、やっぱり。。
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