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   Written by なお。
◆日記『心地よい孤独。』◆
孤独はいいものだということを我々は認めざるを得ない。
しかし、孤独はいいものだと話し合うことの出来る相手を持つことは一つの喜びである。
byバルザック
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2003年08月23日(土)
激流を泳ぐ人々 - 25 Years Old Generation Mind -

雑誌『SWITCH』買いに馴染みの本屋へ。今月号は“25 Years Old Generation Mind"と題されている通り、1978年生まれのアーティストのインタビューを通して“25歳”を考える、という主旨。椎名林檎や浜崎あゆみが同じ年(→25歳。)だってコトは知ってたけど、降谷建志と長谷川京子もそういえばそうだったのね、なんて思いながら、カフェで過ごした午後。


この雑誌にもある通り、私を含めて今年“25歳”になる人間は、誰もが共通して憧れるロール・モデルもなく、流行語的なムーブメントを経験することもなく、多感な中高生時代をやり過ごしてきたといえる。確か「新課程」なる文部省(当時)の勝手なカリキュラムの最初の実験台にされたのも、今の私たち25歳だったのだよ。(→ゆみっぺ、アレって中2の時だっけ?)


要するに、私を含め今年25歳を迎える1978年生まれの人間は、こういう特集組めちゃうくらい、時代から時代へと移り変わるその過渡期に青春といわれる年代を否応なく捧げなくちゃならなかった、ってワケ。日本が物質的な意味でRichな国を確信したのと同時に私たちは生まれ、モノと情報の洪水の中で私たちは生きてきたのだ。

言い換えれば“自分で選択する”ということを習慣化した最初の日本人といえるかもしれん。だからこそ、誰の真似をするのでもなく、自分で自分の好きなモノ、できるコト、したいコトを探すのを当然のコトとしてきた部分があるように思う。つまり、“迷い”が通常以上に多かった人たちなのさ。


今、同年齢の友人たちを思い浮かべてみたら、ある共通点を発見した。“誰も似ていない”、というparadoxicalな共通点を。父親や母親になった人たちもいる。最高のキャリアを求めてガツガツ働いてるヤツもいる。「結婚した〜い!」が口癖の人もいるし、「結婚なんてアホ臭い。」が口癖のクールなヤツもいる。今の“25歳”は世界と同じくらい多様だと思う。


が、“誰も似ていない”という事実を肌身で感じているからこそ、自分とは異質な対象を排除するのではなく受容する”能力は極めて高いのかもしれないね。激流を泳いできたがゆえに、激流を上手く泳ぎ続けるための智恵を私たちは持ってる。高波にのまれそうになったらどうすればいいかって?その波が崩れる前に波の下方に自分から飛び込めはいい。急流に流されたらどうすればいいかって?足掻かず、前ではなく横に進む、そして時期がきたら前へ進む。そうすれば自分の位置に戻れる。そんなちょっとした智恵を。


明け方、大切な友人からのメールを読みながら2年前のあの日を思い出した。あの日、私は「生きている限りマーケットと関わろう、ファイナンスにコミットしていこう。」と決めたんだっけ。
あの人が自分の今を伝えるために慎重に選んだ言葉の群れを目で追いながら、私は少し恥ずかしくなってしまった。

2年前の自分自身に、自分を貫くだろう過去と今と未来の思いに、もっと、もっと、極限なく、真摯になりたいと思った。まだまだ進める。そう自覚していながら、彼を知れば知るほど、自分という道具を使いこなせていないと実感させられるのだ。

“ I am committed to the CORE." キミのように、私もそう言える人になるよ。


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Private Message

げんきたんへ。
BBS、新規書き込みするとエラーになっちゃうから(多分私のPC問題。)、古いメッセージにレスの形で書いといたよん♪BBSにも書いたけど、(爆)、ホント全然気にしてないよ〜。
私も君との“繋がり”を感じてます。たとえ君が日本にいても、ニューヨークにいても、ね♪
Wherever you are, you are my soul friend, なのだ★
っうか、今月帰ってくるのかい?またメールしようぜぃ♪
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