映画の話再び

映画を観に行ったんですが…ええと以前話していた団鬼六先生原作のやつなんですが。
観終わった直後の感想は「竹久夢二サイテー」以上、って感じでした(汗)。いや、熊川哲也(夢二役)は実は思ったより良かったのですが(相当なめてたらしい…いや一緒に行った友人が熊川ファンなのですが、以前映画に彼が出た時、相当きつい評価をしていたので)。
原作がサブタイトルで「伊藤晴雨伝」とついてるだけあって晴雨側からのものなので映画でこれだけ晴雨が目立っていても原作を生かしていると思えば納得がいきますが、原作読まずに映画だけ観たとしたら…タイトルからいって兼代(およう)と夢二が主役だろうと思われるし、もちろん事実そうなのですが、竹中直人(晴雨役)の存在感がすごすぎて他が全部食われてしまってるという感が拭えません。竹中直人ってこんなにすごい人だったんですね。今更ですが。
しかし熊川君、さすがに動作の一つ一つがキレイでした。彦乃が死んだ時、人々の制止を振り切って病室に入るシーンなんか、それだけが何かのポーズになり得るかのごとく美しかった。
そしてそこそこ満足して帰り、金曜日撮っておいた『サトラレ』を観たのですが。…号泣。もう声出して泣いちゃった。映画館でなくて良かった。
もー安藤政信が奇跡のように可愛いよ!!中身も外身も。後半泣きっぱなし。
魂が洗われました。観てない方、絶対観て下さい。
そして私がおそらく次に観に行くのは『模倣犯』…もーほんとに邦画ばっかだな。『少林サッカー』だけは絶対観にいこうと思ってるのでそれまでは邦画続きかも。友人に誘われたけどレイトショーだったので行けなかった『ピーピー兄弟』も、話的にはとても好みだったのですごく行きたかったんだけど。剣太郎セガール、可愛かったんだろうなー。惜しいことした。
いやでも洋画も好きなんですよ。
私が洋画より邦画に弱いのは単純に、「Sorry」と言われるより「ごめんなさい」と言われた方がピンとくるから、というだけです。
2002年05月25日(土)

ニッキ / 松

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