〜過ぎ行く日々の記録〜
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2003年02月08日(土) |
ブランフォード・マルサリス at 「ブルーノート東京」 |
昨日の信じられないドタバタから一夜が明けた土曜日。幸か不幸か今日はタイトルにあるようにブランフォード・マルサリス(Sax)・クァルテットの「ブルーノート東京」公演を観に行くため会社は休みにしていました。とは言えホントはいつもと変わらない時刻に起きて青山に出向き、15:00から始まる整理券の配付(それによって座れる席の場所が変わってくる)に備えるハズだったのに、目が覚めたら既に12:30。それからシャワーを浴びたり支度したりして家を出られたのは14:00のことでした。
当然のことながら表参道の駅に出たのは15:10ごろ。目的地までタクシーで移動したものの、「ブルーノート」に着いたのは15:15で、その時には既に整理券待ちの人々が長蛇の列を作っていました。うーん、やはり土曜日だし、みんな出足が早かったようですね。僕の手に入れた整理券番号は「65番」。過去の経験からすると、ステージを正面から観られる位置は埋まってしまうぐらいの順番です。やれやれ・・・と溜息をつきながら夜に合流予定の某氏にメール。青山通りと骨董通りの交差点にあるハンバーガー&サンドウィッチの店「クア・アイナ」(先月丸ビルに行ったときに初めて存在を知ったところです)に入って遅めの昼食を。
そこで1時間半ほど本を読んだりして過ごした後、某氏との待ち合わせを予定していた渋谷に戻り、せっかくの機会なのでパソコンショップをいくつか回ったりしているうちに19:00に。マークシティのビル内にあるベンチでマターリしていると某氏から「今渋谷に着いた」というメールが。慌てて合流地点に向かい、これからどうしたいか訊くと「とりあえず表参道まで歩こう」というハナシになったんですが、どういうワケか僕の頭の中には「246に沿って歩けばいいんだから・・・」というのがあって思わず三軒茶屋方向に10分ほど(笑)。「これ逆じゃない?」と言われて初めて間違いに気づき、慌てて宮益坂方面へバックしたもの、坂を上って下りてまた上って・・・と繰り返したおかげで汗かいちゃいました。
そうやって歩いてる途中にうっかり「クア・アイナ」の話をしたら「それ食べたいなあ」と某氏が乗り気になってしまったため、僕にとっては本日2度目のハンバーガーで夕食(笑)。そこで30分ほど過ごした後、いよいよ「ブルーノート」へ移動しました。
やはり座席は正面ではなく、ステージをほぼ真横に近い位置から観る席になっちゃったんですが、場所としてはそんなに悪くない感じだったのでホッとひと安心。既にメシは食ってあったので、名物のフライドポテトと酒を一杯ずつ注文して開演を待ちます。結局、予定時刻に15分ほど遅れてブランフォード以下バンドのメンバーが登場。最終日のラストセットということもあってか、のっけからかなりハイテンションの演奏が始まりました。
今夜のブランフォードは最初リードのセッティングがイマイチだったのか、時折音が上手くヒットせずに「キィッ」というノイズを出しちゃったりもしていましたが、途中のベースソロの間に何とか調整してほぼ万全の状態に。相変わらずの超高速フレーズの嵐に思わず溜息がでてしまうほど。しかしブランフォード、だんだん「至上の愛」の頃のコルトレーンみたいな風貌になってきたな。実際に最近出したCDでも「至上の愛」を吹き込んでてこの日も演奏したし。
他のメンバーの中でも一番僕らのテーブルに近いところに陣取っていたジョーイ・カルデラッツォ(A.Piano)は指の動きやら足のリズムキープまで全部後ろから観られてかなり感動もの。某氏もちゃんとしたジャズのライブを観るのは初めてだということでしたが、ステージと客席の距離の近さやプレイヤーの動きにかなり感動してくれていた様子。いやはや、良かった良かった(笑)。
アンコールも含めて1時間半ほどのショータイムは拍手と大歓声の中で幕を閉じ、余韻に浸りながらもう一杯ずつ飲んでまったりしていたらいつの間にか終電にギリギリの時刻になってました。慌ててタクシーを捕まえて渋谷駅までぶっ飛ばし、駅まで走り込んで何とか新宿方面行きの最終電車に間に合いました。危ない危ない・・・。
それにしても、やっぱり「本物」の演奏を間近で聴けるのは刺激になりますね。久しぶりにどっぷりと音楽に向き合った夜でした。
*****
朝:なし 昼:チーズバーガー、オレンジジュース(アメリカでは「OJ」と書くらしい) 夕:ローズマリーチキンバーガー、アイスコーヒー 夜:フライドポテト、シーヴァス・リーガル18年、ウォッカベースのチョコリキュール入りカクテル(名前失念)、アップルタルト
うーん・・・(以下略)。
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