〜過ぎ行く日々の記録〜
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吉祥寺駅の北口から南口へ抜ける通路は、クネクネと曲がりくねっていてまるで迷路のよう。僕にとってはまあ慣れた道だけど、ウチの両親なら間違いなく迷子になるに違いない。
今日はそんなウチの両親よりもっと年上の、腰の曲がったお婆さんに呼び止められた。
「あの、ユザワヤに行かれますか?」
ユザワヤというのは吉祥寺駅に隣接するビルに入っている服飾雑貨店であり、どう考えても30男が好き好んで行くような店ではない。通り過ぎる多くの老若男女の中からどうして僕を質問相手に選んだのかよく分からなかったが、とりあえず僕は通路の一方を差してこう答えた。
「いえ、僕は行きませんけど、あそこを真っ直ぐ行ったらユザワヤには行けますよね?」
するとそのお婆さんは、
「あ、行かれますか。どうもありがとうございます」
と頭を下げた。その瞬間、僕は彼女が「行かれますか」を「尊敬」ではなく「可能」の表現として使っていたことにようやく気づいたのだが、こういう言い回しは少なくとも東京弁ではしないはず。訛り的に東北辺りの人のようにも思われたが、真相は不明・・・。
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今日は意図的に固い文体で書いてみたんですけど、どうでしたか? まあネタ的にはいつもと大して変わらないこと書いてるんだけど、文体が違うと印象はかなり変わるよね。
あ、そうそう。今週は公約通り(?)休日出勤しなかったよ。丸ごと2日自分のために使えるなんて素敵♪ 床屋にも行けたし、明日は少しすっきりした気分で仕事に出掛けることにしよう。うんうん。
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