わたしの固執なんて
あっけなく
あんなに四年間大事に思っていたことが
気づけば
ただの思い出になってた
思い出に固執して
なんとなく壁を作ってた
でもやっぱり
わたしにとっては
いちばんほしかったものが手に入らなかったのは事実で
だから代わりに演出になったのだけど
あてつけだし
馬への気持ちをぶつける道が
見当たらなかったし
泣いても
くれなかったし
誰も助けてくれなかった
わけでもないか
まさきとかチャオとか
わりと味方してくれてた
相方も味方にして
依公にもいっぱい行って
周囲も味方にしたつもりだったのに
でもわたしは勝てなかった
結局は
欲しいものは
自我が強い人がとっていくのだ
わたしのだと思ってたのに
ほら
やっぱりまだ根に持っているし
お萩という人を
許せないでいるのだ
陰湿
謝ってほしいわけでもないし
取り返しもつかない
わたしは人のものをとってるのだから
それくらいは当然なのだ
でもわたしは
カモジャンを忘れたし
馬ももう踊れない
わたしの日常からははじきだされたのだ
その程度なのだから
時間は解決してくれるのかな
わたしがしたことを
ぴぃちゃんは時間にながしてくれるのかな
また友だちに戻れるのかな
サークルに友だちがいなくなったのはわたしのせい
同期じゃなくて
友だちは
四人だけだったのに
まりこ幸せにね
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