あたし ないもの強請りばかり
親友が欲しいって思ったり
本当に 心の支えになってくれるような
Mにとってのヒッティー見たいな人を
欲しがってみたり
他人の庭の芝生は青く見える
綺麗に輝いて
キラキラしてる
それを憧れることは悪くないと思う
やけどあたしは
そっちばっか見て
自分の芝生を見ぃへんの
育てようともせん
信じようともせん
やから気づいたときには
枯れて
もう
茶色になってまっとるん
そのときに初めて気づく
あたしにも
芝生はあったんや
やけどもう
その芝生は戻ってきてはくれん
ほかの
もと暖かい庭を見つけて
あたしから
離れとるとこにおる
あたしは片思いのが性にあっとる
そう思ってた
それは確かにそう
それは真実
やけどそのことの
本当の意味を考えたことはなかった
でも見え隠れしてた事実
あたしは 一度手に入ったものを
人を
大切にしようとはしないで
それを
見ようともしないで
次の何かを欲しがる
新しい何かを
新しい物好きなんて言葉があるけど
そうゆうわけでもない
それで
大切にしてない
自分の腕にあるものを見て
あぁ、あたしはひとりなんだ。
誰も本気であたしを好きになんて
なってくれない
って被害妄想する
あたりまえなのに
与えてないから
何も返ってこない
信じてないから
信じてもらえない
本当に笑ってないから
笑い返してくれない
薄っぺらい好きしか持ってないから
あたしを一番には思ってくれない
やけ
あの人は
あの人は
きっとあたしを大切にしてくれようとしとって
ないもの強請りをしとるあたしとかも見ながら
いろいろひとりで考えて
側におってくれとるんやろなて思う
だけどあたしはそれじゃあかんの
あたしのこと
突き放して
泣かせて
常にあたしより高いとこにおる人やないと
あたしは精一杯の好きを
向けられへん
フラフラ ヘラヘラ
あたしが化粧するのは何のため?
髪を巻くのは?
服を選ぶのは?
常に不特定多数のこの世の人のため
それがあの人とのデートの日であっても
ヤだな、
あの人のことめちゃくちゃ好きになりたい
ドキドキを取り戻したい
どうしたら
ちゃんと大切にできるんやろ
友達もあの人も物もみんな
親友が欲しくて
「愛してる」って呼べる人がほしくて
だから 優しい人に惹かれるんやろか
「付き合う」とか
考えやんくてもいい人
人のモノやのに
甘えたいんやろか
無条件で