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記録用。

 2004年08月26日(木)   円卓なのに席順が存在。 

■キング・アーサー

トリスタン!
アーサーがあんな状態※なのでトリスタンばかり見ていた
※=(役所広司+宇梶剛士+スタローン)×(汚)
私 すすけた馳夫や汚れたスパロウ船長は大好物なのだが
やはり汚れてれば誰でも良いわけではないと痛感
正直かれが主役なのはきつい クライヴさん好きの方ごめん

それにしてもトリスタンですが鷹を使う時点で+3
無口で+2 ナイフ投げが至芸な時点で+1
ボース等が激怒しているのに どこ吹く風で見物しつつ
ナイフに刺した肉をひとり黙々と(重要)食べてる時点で+5
前髪ばっさばさに加え変なところに編み込みがあって+3
かような訳でランスロットを抜き私の円卓ナンバー1に決定です

しかし何でまたトリスタンとランスロットを?(戸田)
いやダゴネットもですが 惜しい人を亡くした と公式(重い)を見たら
トリスタン:
「相手の喉元に掴み掛かるまで追求を止めず、死後に残すは名誉のみ」
ミステリアスかつ危険な一匹狼の斥候で、鷹を自在に操る。
殺戮を芸術と考えるトリスタンは、敵の兵士達に致命傷を負わせたまま
血に染まる戦場に残して立ち去り、長く苦痛に満ちた死をもたらす。
同志を思いやる心を持ちながらも、その冷酷な戦いぶりから、
仲間の中には彼の存在をよく思わない者もいる。

初耳のエピソードがある 本編でなくサイトでそんなこと言われても
えー何なに役者の名前は
マッツ・ミケルセン 〜セン? 既視感…?

モーテンセン またデンマークですか 好きなものは仕方ない

キャラづけは満遍なく配置した感じがありますが もう一息です
ボース:家族好き ダゴネット:子ども好き
ランスロット:女好き トリスタン:動物好き
と来て アーサー:演説好き
何かにつけこの人一席ぶちすぎです お話の長い校長先生です

あと私は史実を全く知らず基礎知識がないのが災いしたかも
ポッターの映画だけ見てワームテールって何 とかそういうのに近い
冒頭に騎士たちの長年の結束と絆を示すエピソードが一つでもあれば
別れがより引き立つのだが 関係を理解しきらないまま話が展開し
人格を深められないまま逝去してしまう
そして別れを惜しむ暇もなくアーサー!アーサー!アーサー!
どうだろう 多いよ(そういう問題か)

そして何より 演出についてブラッカイマーに申し上げたいのは
開けたら閉めろ つうか 広げたら畳め ?
序盤・中盤で蒔いた布石をちゃんと拾えば泣かせどころになるのに
とにかく落とし物(拾い損ね)だらけな気がしてしまう

・ランスロットの遺灰「東風に流せ」と言ってたのだから せめて:
  火葬のとき一つかみ灰を取って風にのせながら
  「さあ飛んでいけ お前は自由だ 故郷に帰れ」
  そのころ冒頭でお守りをくれた娘が遠い国でふと振り返り
  「どうしたの?」「いま彼の声がしたような気がしたの」
  「もう15年が経つのね 迎える仕度をしないとね」「ええ」
  笑いあい家路へむかう老母と娘
 とか

・トリスタンの火葬 せめて:
  いつも戦いになると「自由に飛んでいけ」と放していた鷹が
  戦いが終わったのに戻る所がなく空に飛んでいる
 とか

・彼らの死が残された騎士に及ぼした影響として せめて:
  喧嘩の強いNo.3にランスロットの名を与えるボース
  「こう付けたらあいつ やっぱり俺の子じゃないかって
  言うかも知れないんで気にくわねえけどな」
 とか

・別れぎわに一言もないのはリアルだがドライすぎる せめて:
  倒れる時スローでアーサーと目と目で会話したり
  ボロミアのMyBrotherMyCaptainMyKingは望めずとも
  セオデンの「元気でな、ホルビトラ君!」くらいは
 とか

・「散った騎士は馬に生まれ変わる」のだから せめて:
  アーサーが即位してしばらく後に騎士と出かけた平原で
  3頭の美しい馬たちに出会って心を通わせ連れて帰ることになり
  「お前たちに名前を贈ろう、名は」
  (暗転)(スタッフロール)(キャシャーンの見すぎ)
 とか

あと予告編のバンザイマーリンは本編ではなかったですよね
DVD送りだろうか 送っても


■総括
鎧と馬とオヤジたちは収穫があったので良かったですが
劇場へもっぺん観に行くかっつうと:否
話より素材に★5つ あとは皆さん次第 つまり二次創s(略)


mh