妄想の嵐
結子



 ちょろりとヒュロイSSを・・・

書いているのですが、終わらないし眠いし。なので、今日は中途半端にちょろりと此処に垂れ流します。
書き終わったらちゃんとアップするよ〜根性なしでごめん。
まだ、頭部分だけだから〜。普通にアップするのはやめますた。


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 最近。こいつとの電話をマトモに終わらせたことがあっただろうか?



『まったく、娘ってなぁ、どうしてあんなに愛らしいんかねぇ……』
 天使だよ、テンシ!
「……」
 耳から受話器を数センチ離して。はあ、そうか。等と気のない相槌を打ちながら。ロイは壁に掛かった時計をぼんやりと眺める。
 セントラルに送りつけた書類に関しての申し送りをいくつか。
 そんな用件はものの五分で終わっているのに、軍用回線を私物化している男はその後、もう三十分以上に渉って『如何に自分の娘が可愛らしいか』を蕩々と語っているのだ。
『最近なぁ、俺が仕事行こうとすると泣くんだよ。これがまた、出勤拒否になりそうなくらい凶悪にかわいくて……』
「……無断欠勤でも何でもして降格してしまえ、バカモノが」
『へ?何か言ったか?ロイ?』
「なんでもない」
 ロイは書き損じた書類の上にぐるぐると輪を描く。今日中に始末をつけねばならない書類はまだいくつもあるのに、親馬鹿の馬鹿電話の所為でちっともはかどらないではないか。馬鹿め。
 ぐるぐる、ぐるぐる。万年筆で大きく書き付けた丸はインクがたっぷりと染みこんで、びり、と破けた。……ついでに、下の書類まで。
「……っ」
 ロイはちら、と目線を上げる。電話がヒューズからと知っている司令部の面々は我関せず、とばかりに自分の仕事に熱中していて、ロイの机の上で起こった些末な事態になど気づいていない。
 こちらに背を向けてタイプライターを操るホークアイ中尉も然り、だ。
「あ〜……私は、忙しいのだがな。ヒューズ中佐」
 コホン、と咳払いを一つして。
 慌てて染みた書類を確かめ、それが思うほど大した損害ではないことに安堵する。
 抽斗から新しい用紙を取り出しながら。ロイは未だ猫撫で声で(聞けよう〜ロイ〜)等と言っている電話口の男に向かって
「これ以上、親馬鹿の馬鹿な惚気ばかり聞いていられるか!馬鹿め!」
 思い切り吐き捨てて、受話器を叩きつけた。
「まったく」
 自分が駄目にしてしまった書類をもう一度。新たに作成し直す等という追加労働に溜息を吐き、ロイは自らが断ち切った電話を苦々しく眺めた。


 最近。普通に挨拶を交わしてアイツとの電話を終わらせたのは、何時のことだったろう?


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続きは今週中に書けるといい・・・な。
あ〜眠い〜

2004年11月07日(日)
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