つの字の褻の日

2003年10月16日(木) 出産覚書

(日記より抜粋です)

ひっひっふー、ひっひっふー

てなんでラマーズ法やねん。
しかも私したことないし。
ひっひっふーって、いきみ逃しなんだよね。
私、いきみは来なかったから。
お腹が大きくなりすぎると、そういうことがあるらしい。
陣痛室で「分娩台に行きましょう」って言われても、「いいですー、ここにいたいー」って感じだったし。
分娩台でも「次に痛みが来たらいきもうか。」って言われても、「痛いのにいきみたくないー」(人の話によると、いきんでる時は痛くないらしい。でも痛かったもん!)

というような出産の時の話、記録してないままだなぁ。
実は、トラウマになっていて、思い出すと自己嫌悪で落ちるのでした。
元気に産まれて、大きく育ってきた今、あの日のことはどーでもよくなってる筈なのに、まだなっていないのだなぁ。

部分的に書き残すか。

分娩台の上で、「私は分娩できないので帝王切開して欲しい」旨、めちゃくちゃな言葉で言い通して、結局帝王切開になったんですね。(何をどう言ったのかは思い出させないでください。とりあえず「痛い」と1000回以上は言いました。)
当然準備がいるじゃないですか。
剃毛とか。着替えとか。(分娩着から手術着に)同意書にサインとか。(あの時書いた字、記念に取っておきたかった。筆跡に意味があるのであれば、あのサインは意味がないと思う。)
その間にも、陣痛は来るじゃないですか当然。点滴で陣痛促進剤入ってたし。

そこで私はいいました。「痛い〜痛いよ〜陣痛とめて〜」
そしたら、主治医(10人程いる産婦人科医の医長先生)が看護師に「ウテメリン入れてあげて」って言った。
「え?」と聞き返す看護師。「点滴替えて、ウテメリン入れてあげて」
そして、点滴の輸液パックが交換され、そのパックにウテメリンがチューっと入って。

・・・ウテメリンって効くね。

双子妊婦なら認知度8割以上の薬。ウテメリン。双子でなくても飲んだことある経産婦は多いはず。張り止め。
24時間点滴を数ヶ月、って経験をした双子ママも少なくないと聞く。
心臓がバクバクするとか、手が震えるとか、副作用に苦しむらしい。
私は、おなかがはる〜って経験がないので(そんな妊婦聞いたことねぇよ。)、ウテメリンも予防的に10日程錠剤を飲んだだけで、効き目とか実感したことなかったんですけど。
点滴入って1分?2分?明らかに、痛みの波が低くなっていって。(旦那も「すごいなー」と思ったらしい)
でも痛いんだけどね。
で、準備ができて、ビデオカメラ持って呆然とする旦那を残して、手術室に運ばれたのでした。ごめんねパパ。


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